Hello from Canada!
Fruitful English講師のYukoです。
6月末といえば、カナダでは高校の卒業式があります。
日本では高校卒業の数か月前に大学の入試シーズンがありますが、
ここカナダにはそんなものはありません。
一発勝負でない大学入試
もちろん大学入試はありますよ。
願書に記入して、成績表などの書類を用意して、
というのも日本と同じです。
しかし、日本のように
〇月X日に入試を受ける
ということがないんです!
全ては、大学に提出する書類で決まります。
高校の成績
まず、一番に大事なのは高校の成績です。
例えばオンタリオ州ですと高校は4年間通います。
高校1年からの成績も重要視されるのか、後半だけなのかは、
大学や学部によるのでしょうが、
一般的にG11-12(高校最終2年)の成績が審査対象になります。
平均で70~80%以上とれていたら大体の大学の合格ラインだそうですが、
人気大学や人気学部は90%以上が必要です。
課外活動
勉強以外に「何をがんばったのか」も評価されます。
生徒会、スポーツ、ボランティア活動etc
なんでもいいんです。
課外活動を通して得た
リーダーシップ力、コミュニケーション能力、学業とのバランス力、
向上心、コミットメント、行動力
といったことをアピールしなければなりません。
エッセイ
大学や学部によっては「志望動機書=エッセイ」が求められます。
エッセイでかなりのことがわかります。
ネイティブでも文法ミスやスペルミスが見られる文章もあります。
何をしたいのか、なぜ応募したのかが伝わらないエッセイもあります。
エッセイから志願者の熱意、人柄、目的意識などが読み取れてしまうのです。
短距離ではなく長距離
日本の一般的な大学入試の場合、
入試当日の体調やアクシデントがあればアウトです。
逆に、たまたま入試に得意な範囲がでてラッキーということもあるでしょう。
高校の最終学年ですごくがんばって間に合わせることも可能です。
カナダではそうはいきません。
最終学年にいきなり課外活動や勉強をがんばってもごまかせないからです。
どの国でも勉強は積み重ねですが、
大学入試方法に限ると、
日本の大学入試は短距離
カナダの大学入試は長距離
だなと思います。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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