日本人以上にお米好きのフィリピン人
フィリピンは、ファストフードカルチャーです。
どこに行ってもファストフードレストランが存在しています。
私はフィリピンに出る前はフィリピンのことをほぼ知らないでやって来ました。
到着してから驚いたことはたくさんありましたが、その中のひとつが「お米大好き」っていうことです。
お恥ずかしながら、「世界でいちばん日本人はお米大好き」と思い込んでいましたが、とんでもないです!
フィリピンのほうがよっぽどお米大好き。
そのことに気が付いたのはフィリピンに到着して2日目のこと。
なぜ気が付いたかのお話をします。
初日は空港に着いてそのままホテルに滞在し、2日目からは住まい探しが始まりました。
会社の車でマカティ市内のコンドミニアムを訪問していきます。
マカティ市内には、コンドミニアム内覧を助けてくれるために総務の女の子と、マカティ市内で書類を提出しに行きたい物流の女の子が同乗して行きました。
コンドミニアム内覧自体は、総務の子と私とでブローカーさんの車で移動します。
3か所4部屋見て決めた後、会社の車のドライバーさんに拾ってもらいます。お昼ご飯も食べ損ねていました。
しかしながら15:00近くの時間で道路も最も混みあっている時間帯。ローカルフードなども探したかったようですが、総務の子が諦めて「マクドナルドでいいですか?」と聞いてきました。
近くのマクドナルドに入りますが駐車場がなく、総務の子と私だけ先に店内へ。
フィリピンのマクドナルドで自分以外が選ぶのはお米!
店内も混雑していて、2人掛けテーブル1つだけ空いていたのを確保すると、総務の子が買いに行ってくるとのこと。
何を買えばいいのか分からなかった私は、カウンターの上にデカデカと出ていたハンバーガーセットに決めます。
総務の子が買いに行ってしばらくして戻ってきました! そのスピード感は日本とそんなには変わらない様子。
私がハンバーガーを食べようとすると、総務の子が広げた包みの中にはお米!
“Rice!?”と思わず叫んでしまった私。
まさかマクドナルドでお米が出てくるとは梅雨にも思っていませんでした。
“Yes, rice. We love rice.”
と総務の子は当たり前という表情。
それなら私もそれを食べてみたかったなぁと心の中でつぶやきます。私が適当に頼んだのは期間限定らしく少しお高めだったのも気になりました。
そのうち、ドライバーさんが合流、近くのテーブルに座って買ってきていたものを食べていましたが、これもやっぱりお米。書類を提出しに行った子が合流しました。店内は空いてきていたのでテーブルを移動します。
もちろん、彼女もお米を食べました。
お米への愛が深いフィリピンの人々
後日、インターネットで調べると、お米消費ランキングなるものがあるのですが、フィリピンは世界1位とまではいかないまでも、日本よりもずーっとたくさんのお米を食べています。
食が豊かになってパンもよく食べるようになっている日本人のお米消費はずっと下がっているのです。
こんな些細なことですが、私は自分の視野の狭さを感じてちょっと恥ずかしくなったことを覚えています。
そしてフィリピン人のお米への愛をとっても微笑ましく感じました。
どこのファストフードショップでもお米のメニューのほうが幅を利かせています(笑)
フィリピンに来たら、ぜひともファストフードでお米のメニューを試してみてくださいね。
メニュー内容の組み合わせは似ていますが、それぞれ味などは異なっています。
英語が好き。語学が好きというよりは、その背景にある特性や文化などに興味も持つ。ひとが好きで、世界中の人と対話できるおもしろさが嬉しい。
長年地元で英語科教員をしていたが、東京で民間企業に転職、英語を使ってビジネスをし続け、外資系も経験。フィリピンの日本支社でフィリピン人の管理部門も経験。ひたすら実践で英語を身に付けていった経験から、英語習得について語ります。
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