みなさん、こんにちは!
フィリピンは軍事国家ですね。
2019年、私のフィリピンへの海外転職が決まったとき、私の知り合いの少数の方に言われたことがあります。
「あぶないよ~」
「どうしてフィリピンにしたの?」
フィリピンがどのような国かということに意識が低かった私は「えっ?」という感じでした。
まったく逆の反対の意見で「楽しいよ」を聞くことが多くあった一方で、上記のような意見も聞いていて不思議な気持ちでした。
前任者のアドバイスに、不安感がムクムクと
では、実際現地に到着してどうだったか?というお話をします。
フィリピンの国際空港はNinoy Aquino International Airport。
ニノイ・アキノ(Ninoy Aquino)とは、とても国民に人気の高かった暗殺された自由党の上院議員です。
フィリピンでは、そのような感じで有名な方の名前が付いた場所をよく見かけます。
到着すると、前任者の方が会社の車で迎えに来てくださっていました。
すでに夕方だったのでホテルにそのまま連れて行ってくださいました。
チェックイン後、前任者の方は晩ご飯のことについて案内をしてくださいました。
- 北に行ったところにGreenbeltという大型ショッピングモールがあること。
- 西に向かうとSeven-Elevenのコンビニがあること。
それと一緒にセキュリティー面のことを教えてくれました。
- 夜10時以降は出歩かないほうがいいこと。
- カバンを持つときは、しっかりと前に抱えること。
簡単にスられてしまう可能性があること。
盗られそうになった場合はカバンは手放して、とにかく命を守ること。
私の中に不安感が沸き上がってきました。
もうひとつ、大切なことも教えていただきました。
- お店の入り口にはGuard(警備員)が立っているので、荷物の中身を見せてから入らないといけないこと。
正直、かなりビビってしまいました。
それまでは何も思わず、むしろワクワクしてここまで来ていたのに、胸の奥から言葉にはならないような心配な気持ちがムクムクと沸き上がるような状態になりました。
とはいえ、お腹が空いていたので晩ご飯は食べたい。
フィリピン初日、晩ごはんを食べに出る
部屋に荷物を置くと、勇気を出してカバンを胸に抱えて外に出ました。
到着時には薄暗かったのですが、すでに暗くなっていて寂しい感じです。
ショッピングモールの方向へは道路を越えて真っ直ぐ突っ切った先がどうなるかが分からない不安で、どうしても選択ができませんでした。
Seven-Elevenの方へと足を向けました。
道行く人をわずかばかり警戒しながら歩いていくと右手にSeven-Elevenがありました。
ガードのひとが立っていて、私は心配しながらカバンを開いて見せると、ガードの人が入り口のドアを開いてくれました。
中に入る時、あ、なぁんだ、と感じました。
もっとカバンの外から触られたり中身を全て見せたりしないといけないのかと思っていたので、そこまでではないということで胸をひと撫でしたのです。
Guardがいるお店も多く、意外に安心
フィリピンではきちんとしているお店であればあるほど、雇われたGuardの方が入り口付近に待機しています。
ショッピングモール自体の入り口では必ずです。
ほぼないけれども、中にはShotgun(長い銃)を抱えている方なども見かけることもあります。
基本的には厳しい表情をして立っています。
彼らは英語がよく話せます。男性だけではなく女性もよく見かけます。
コンドミニアムなどにも必ず常駐されています。気が良く礼儀正しい方が多かったです。
荷物を持っていたら、”Ma’am, I will open the door for you. Wait.”とドアをサッと開けてくれたりしました。
コンドミニアムではさすがに荷物を見せる必要がありません。
私はよくコンドの入口のセキュリティーキーのカードを持って出るのを忘れることが多くて、
Sorry! I left my security card in my room.
とGuardに泣きついていました。
”Do not forget next time.”と言って開けてくれる優しい人が多かったけれども、時には注意されることもありました。
今振り返ると、Guardの方が立っているといっても大したことはないのです。慣れてしまえば、カバンを広げてサッと通るだけです。
あの時は、事前知識がなかった分、急に前任者の方から注意を受けて過剰に反応してしまったのでした。
ただ、治安が良いとは言い切れないのがフィリピンです。
ある程度の警戒はしておくといいでしょう。
Guardの方に対しても過剰に警戒するのではなく、安全を守ってくれていると感謝するほうがいいでしょう。
英語が好き。語学が好きというよりは、その背景にある特性や文化などに興味も持つ。ひとが好きで、世界中の人と対話できるおもしろさが嬉しい。
長年地元で英語科教員をしていたが、東京で民間企業に転職、英語を使ってビジネスをし続け、外資系も経験。フィリピンの日本支社でフィリピン人の管理部門も経験。ひたすら実践で英語を身に付けていった経験から、英語習得について語ります。
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