フィリピンでコンドミニアムを借りるときの心得
東南アジアで不動産を契約するにはちょっとした心得が必要です。
国、管理人やエージェントによっても事情は違っている可能性はありますので、その点はご了承くださいませ。
今回は、実際にコンドミニアムを賃貸する際の交渉について、心得ておくことをお伝えします。
こんなことも?!「交渉」が必要なシーン
2019年、私が人生初の海外転職でフィリピンにやって来て部屋を決める時のお話。
到着して翌日出勤すると、会社の日本人に部屋決めは「交渉」が大切と言われました。しかし、交渉というものをあまり経験していなかったためピンときませんでした。
そう、知らないし経験をしていないと、いったい何を交渉すればいいのかイメージが湧かないと思います。
実際私はそれで失敗したという思いがあります。
今はマレーシアに住んでいますが、2回目の部屋決めはほぼうまくいったと思います。
何が交渉できるかをお伝えしましょう。
- 家賃
月単位の家賃です。
- 前払い金
フィリピンの前払いは半年前納だったり1年前納だったりします!交渉しないと大変なことに・・・。
- 部屋にある備え付けの家具類
増やしたり減らしたりできます。
- ちょっとした生活必需品などを増やしたり交換してもらったり
例えば掃除道具などです。
4か所のお部屋を内覧
私の場合、会社の総務のフィリピン人の女性が部屋の内覧に同行してくれました。
不動産ブローカーの方は、会社で業務を依頼している方の部下の女性が来ていました。彼女は英語がほぼ話せなく、総務の方が来てくださっていたのは助かりました。
ブローカーさんのドライバーさんが運転する車で移動します。
3つのコンドミニアムで4つのお部屋を拝見しました。
One Bedroom(メインルームとベッドルーム1つ)のお部屋が1つ、あとはOne Studio(1部屋にベッドも置いてある)でした。
結局One Studioのうちのひとつに決めましたが、後になって反省があります。
成功
1 ベッドのシーツとカバー類を新品に
同行していた総務の女性のおかげです。
2 炊飯器を付けてもらえた
総務の女性のおかげです。
3 スタンドアロンのIHタイプの「コンロ」が1口→2口に変更。
設置する台を拡大してもらうことに唯一自分で主張ができたところです。
4 前払いは半年全払いでしたが、会社負担にして会社に月額返金に
総務の女性の手配。
不成功
(1) ソファーのカバーとクッションを新品にしてもらえば良かった
総務の女性にも言われたのに気が付きませんでした。
(2) 掃除道具を新品にしてもらえば良かった
ほうきとモップは以前の使用後のものがありました。
総務の女性にも言われたのに気が付きませんでした。
(3) 家賃をもっと下げられたのでは
翌日、たまたま同じコンドミニアムに住んでいる日本人社員に、部屋のサイズから言っても高めだと指摘され、総務の女性に頼んで少しばかり下げることができました
おまけ
テレビは視聴契約せず、Wifiの設置をお願いしました。
総務の女性の協力で助かった部分が多く、私自身は何が何だか分かっていませんでした。
そこで学んだことは、ダメもとでいいので遠慮せずに言ってみる!ということです。
このフィリピンの部屋決めのことがあったので、その後はずいぶん交渉を覚えていきました。
ということで、不成功になった部分を今なら何と交渉するかを考えてみました!
- The sofa cover and cusions were used by the previous user and look already dirty. Please exchange them newly.
- The bloom’s hair is scraped and the mop looks fully used. Could you provide new ones?
- I think the monthly rental fee is expensive. (My coworker, as you know, living in the same condo said his room fee is cheaper although the room size is similar.) May I ask you to discount?
心残りのない賃貸契約を!
私の初めてのフィリピンでのコンドミニアム決めは交渉に心残りができました。
日本人は交渉に慣れていないため抵抗を感じるものです。
しかし、生活を大きく左右する可能性もありますので、お部屋を決める際にはぜひともたくさん交渉してみてくださいね。
英語が好き。語学が好きというよりは、その背景にある特性や文化などに興味も持つ。ひとが好きで、世界中の人と対話できるおもしろさが嬉しい。
長年地元で英語科教員をしていたが、東京で民間企業に転職、英語を使ってビジネスをし続け、外資系も経験。フィリピンの日本支社でフィリピン人の管理部門も経験。ひたすら実践で英語を身に付けていった経験から、英語習得について語ります。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする