みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
前回は時節柄夏バテを取り上げましたが、ここのところ変異株についての話題が国内外のニュースに上らない日はないので、今回は再びCovid-19に話を戻したいと思います。
変異株とは
ウイルスは増殖していく過程において、突然変異を繰り返しながら少しずつ絶えず変化しています。ウイルスによって突然変異しやすいものとしにくいものがあり、毎年違うウイルスが流行るインフルエンザは突然変異しやすいウイルスです。
コロナウィルスは突然変異しやすいウイルスではないそうですが、これだけ世界中に広がっていると絶対量も多いので、あちこちで突然変異が起き、結果少しずつ特徴や形の違うウイルスの変異株が世界中に同時に存在している状態になっているというわけです。
この仕組みを英語で説明してみましょう。
まずは説明をシンプル化しましょう。
「ウイルスは突然変異によって絶えず変化しています。
そして、ウイルスの新しい変異株が発生します。」という日本語で考えてみてください。
<Vocabulary>
ウイルス virus
突然変異 mutation
変異株 variant strain
※variantとは「異種」「変種」といった意味です。strainは細菌やウイルスの株・菌株のことを言います。「コロナウィルスの変異株」という場合はCOVID-19 variant strainのように使います。 単にCOVID-19 variantとする表記も多くあります。
↓
Viruses constantly change through mutation.
Then, new variants of a virus are expected to occur.
どうでしたか。
英語の会話で説明をする時に使えるように、上記の文をすらすら言えるようにしておくとより良いですね。
変異株の名称
最近は特に各国でデルタ株による感染拡大が気になるところです。
デルタというのはギリシャ語のアルファベットです。
世界保健機構(WHO)は最初は英国で確認された変異株を「B・1・1・7」と名付けましたが、わかりにくいことからメディアは最初にそのウイルスが確認された国の名前をつけて呼び始めてしまいました。
その国でウイルスが見つかったからといってその国が発生源とは限らないのですが、非難の対象になりかねないこと、また、それを恐れるあまり新しい変異種発見の報告が遅れ、対応の遅れにつながる可能性もあります。
そこでWHOが名称を変えました。
英国、南アフリカ、ブラジル、インドで最初に確認された4つの変異株については、それぞれ「アルファ株」「ベータ株」「ガンマ株」「デルタ株」と呼ぶことになりました。
さて、ではこれらは英語で何と表記すれば良いでしょう。
そのまま、Alpha variant , Beta variant, Gamma variant, Delta variantで大丈夫です。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)はcoronavirus disease 2019の略です。
SARS-CoV-2と呼ばれるウイルスが原因で起きる感染症なので、その変異株をいうことからSARS-CoV-2 Alpha variantのように表記することもあります。
今日のポイント
変異株はvariant strain、またはvariantと言います。
それぞれの名称はAlpha variant , Beta variant, Gamma variant, Delta variantです。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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