【映画で学ぶ英会話】 映画「最高の人生の見つけ方(The Bucket list)」のセリフで学ぶ英会話

【映画で学ぶ英会話】 映画「最高の人生の見つけ方(The Bucket list)」のセリフで学ぶ英会話

みなさん、こんにちは。

映画を見ながら英語を学んでいきましょうシリーズ、今回は、映画「最高の人生の見つけ方」。原題「The Bucket list」です。日本映画としても制作された人気の映画ですね。

今回は、この映画のセリフを引用して解説します。みなさんの英語学習のひとつとしてお役立てください。

 

映画「最高の人生の見つけ方(The Bucket list)」のあらすじ

モーガン・フリーマン演じる自動車整備士のカーターと、病院経営者で富豪のエドワードが、両者ともガンを宣告され同室に入院、闘病生活を送ることになる。カーターは博識だが愛する家族のために常に自分を犠牲にしてきた一方で、エドワードは自由気ままに生きてきたが、家族とは疎遠の生活を送り、孤独だった。そんな正反対な二人は余命を宣告され、Bucket List:死ぬまでにやりたいことリストを作成し、それを達成するために世界中を旅する。二人は旅の中で仲を深めながら、自身の人生の意味について考えていく。

 

映画のセリフで学ぶ英会話「最高の人生の見つけ方(The Bucket list)」

・「The Bucket List」とは

The Bucket list とは、直訳するとバケツリストですが、”死ぬ前にやりたいことリスト”を意味します。

このBucket listは、「kick the bucket」という死の暗喩表現からきた言葉です。 kick the bucketでなぜ死を意味するのかというと、その起源は諸説ありますので一概には言えませんが、多くの人は人が自殺をする際に裏返したバケツを足場に天井から縄をつるし、首をかけて足場のバケツを蹴って自重で首が締まる様を連想します。 kick the bucketはこのような情景からきているという説が有力だとされています。 bucket listという表現は、この映画をきっかけに広く知られ、会話に取り入れる人もしばしばいます。

 

・「You know what a philistine is, Jim?」

Philistineは古代イスラエルの民族のペリシテ人のことですが、ヨーロッパを中心にしばしば教養のない人を罵る比喩表現として使われます。

ある辞書でPhilistineを調べると、If you call someone a philistine, you mean that they do not care about or understand good art, music, or literature, and do not think that they are important. と記述されていました。なぜ、ペリシテ人のことをこのような表現をするようになったのか。それは、ペリシテ人はパレスチナの地を侵略し、旧約聖書の作者であるイスラエル人の最大の敵であったからです。それが今でも芸術などに興味がない、教養のない人を表す言葉としてのみ残った、という訳です。

 

・「That’s right, Phill. Give them the schpiel.」

「そうだな、フィル。さあスピーチを始めてくれたまえ。」

Schpielは、speech、game、playなどの意味を持つイディッシュ語が語源の単語で、アメリカで使われるスラングです。イディッシュ語は、ユダヤ人に使われていたドイツ語に似た言語ですが、英語の中にもイディッシュ語がから派生してきた単語が結構あります。

 

・「Rise and shine.」

〜Thomas opens the curtain〜

〜Edward gives Thomas the finger〜

「Or that?」

「さあ、朝ですよ!」

〜トーマスがカーテンを開ける〜

〜エドワードがトーマスにfingerサインを送る〜

「お好きにどうぞ。」

朝、エドワードのお付きであるトーマスが病室のカーテンを開けると、まだ眠いエドワードがトーマスにfingerサインをします。それに対し、トーマスはOr that. と言います。

基本的に、or thatを使用する時はor thatの前に何か比較対象があり、のちにor that が続きます。しかし、今回のように単体で使用すると、それでもいいですよ=お好きにどうぞ。となります。

また、例えば学校で問題の答えを聞かれ、答えたはいいものの間違えており、答えを訂正されたあとにOr that. と言うと、それとかね。それね。というような表現になります。

 

いかがでしたでしょうか。

貧乏だが教養あるカーターと、一代で10億を稼ぐビジネスの成功者であるエドワードの掛け合いはユーモアがあり、とても面白いものばかりです。

でも、それは英語だからこそ伝わるものなので日本語字幕で見ると、やはり全く違うものになっています。日本語字幕が悪いという訳ではありませんが、英語学習者には是非字幕オフまたは英語字幕のみで見てもらいたい作品です。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

奈良県在住。英語学習が好きで、将来的に英語に携わる仕事がしたいと思いスキルを磨いております。TOEICは890点保有です。2年間看護師の仕事に携わったのち結婚を機に退職し主婦業に専念。1〜2年に一度は引っ越しをする転勤族の妻です。夫のすすめで嫌々英語の勉強を始めるも、英語を学ぶ楽しさに目覚め、楽しみながら勉強中。最近はスペイン語の勉強も始めました。休日は夫とカフェ巡りをしています。