Lighter Livingという言葉を知っていますか?

Lighter Livingという言葉を知っていますか

こんにちわ。Fumiです。

みなさんは、Lighter Livingという言葉を聞いたことがありますか?

私の職場ではenvironmental sustainability、長期的な環境面の持続のサポートを経営理念として掲げており、昨年、会社としてそれをどう社員、または顧客の日常生活において実行していくかが議論されました。その具体的な方法として”living lighter”が挙げられたのです。

さて、この”lighter living”とは一体どういうものなのでしょうか。

 

lighter livingとは地球環境を思いやる暮らし

“Lighter living”をインターネットで調べていると、バンクーバーにあるSimon Fraser Universityが昨年10月に開催したlighter livingのイベントに関するウェブサイトがヒットしました。そして、そこには「70%以上のglobal emissionsは家庭で使用される電気やガス(燃料)、製品やサービスによって引き起こされている」と書かれています。

つまり私たちの日常の生活スタイルが環境破壊を進めているのです。

そこで現れたのが”lighter living”

地球環境への負荷を減らしつつ、いかに自分の生活の質を維持・改善していくか。Environmental sustainabilityを進めるために私たちの日々の生活を見直し、少しでもできることから実行していこう、という動きです。

さて、では実際にどのように日常生活でlighter livingを実現していくのでしょうか。

 

カナディアンの暖房消費を考える

まず1つ目に挙げられるのが、電力の消費です。一番身近なところから言えば、使わない電気を消すこと。小さなことですが、大きな結果につながります。またこちらの洗濯機には水の温度(warm/hot/cold water)の選択ができます。Warm/hot waterは電力を余計に使うので、cold waterを使用する。また乾燥機の使用を控え、天日干しや部屋干しに切り替える。

さらにカナディアンの中には冬に暖房をガンガンに効かせて半袖で過ごしている人がいます。これも改善の余地あり。暖房の設定温度を低くするか、使用せず、できるだけ厚手のセーターや靴下を履いてエネルギーを節約する。電力消費の見直しはlighter livingの一部なのです。

 

carbon footprint(二酸化炭素排出量)について

2つ目はcarbon footprint(二酸化炭素排出量)を減らすことです。

考えられる方法は、まず車ではなく自転車や公共交通機関を使って通勤すること。こちらでは車通勤の人が多いので、これは効果的でしょう。また車でもハイブリッドカーであれば二酸化炭素排出量を抑えることができますよね。

また、バンクーバーにあるニューウエストミンスターという地区では一軒家にソーラーシステムを導入することを推奨しており、助成金が支払われる制度があります。そのほかにはバンクーバーでは春先から9月頃までfarmar’s marketが開催されます。ここでは地元で獲れた野菜や果物、また製品が売られており、生産・加工者から消費者までの移動距離を短くすることでcarbon footprintを抑えられると考えられています。そのためfarmar’s marketで買い物をすることもlighter livingの一部なのです。

 

お買い物はマイバッグで!

最後に資源を大切にすること。身近なところで言えば買い物をする際にマイバックや再利用可能な袋、家にあるプラスティックバックを持って行き、プラスチックの使用を減らす。プラスチックストローではなく再利用可能なステンレス製のマイストローを購入、使用する。

またこちらではコーヒーをカフェやファストフード店で購入するときに自分のタンブラーを持っていく。こうすればペーパーカップの使用が減らせますよね。さらには毎日使用する紙の量を考えてみる。必要のないものはプリントアウトやコピーをせず、なるべく通信媒体(スキャナーをうまく活用しデータファイリングをする)に切り替えることで、紙の使用を抑えることができます。

 

こうして自分の生活を見直してみると、lighter livingは決して難しいものではないと感じます。

またこれを実行することで、環境への負荷を減らせるだけでなく、自分がいままでいかに必要以上にエネルギーや物を使っていたかを考えさせられます。またLighter livingを実行することで、実際にコスト削減につながるので一石二鳥ですよね。

みなさんもぜひ、できることからlighter livingをはじめてみてはいかがですか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。