カナダの暮らし〜バンクーバーの交通機関:バス

バンクーバーの交通機関バス

こんにちわ。Fumiです。

今回は私が毎日のようにお世話になっているBusについてお話しします。

バンクーバー市内、郊外の交通網は非常に充実していて、時間はかかりますが、大概の目的地までバス、電車でたどり着くことができます。バスは早朝から深夜まで走っているので、かなり信頼のおける交通機関となっています。バスは一律$3.00で90分間乗り放題。日本ではその都度バスに乗るごとに運賃を払っていたので、それと比べたら割安と言えます。

 

バンクーバーのバスには時刻表がない?!

今ではとても便利になったバスですが、私がバンクーバーに初めてきた2006年はここまで便利ではありませんでした。というのも、ほとんどの停留所には時刻表がない。大きな駅や停留所にはありましたが、民家の中にポツンと立っている停留所の時刻表は、バス会社のウェブサイトで事前に時刻表を調べなければなりませんでした。

まあこれくらいはかわいいものなのですが、もっと度肝を抜かれたのが、バスでは「次は○○」とアナウンスはあったものの、表示板はなし。つまり始めて行く場所はどこの停留所で降りるか、ランドマークは何か、バスに乗った停留所からいくつめのところで降りるのか、事前にこれまたバス会社のサイトで下調べをしないといけなかったのです。

まだ、その頃はスマートフォンもGPSアプリもありませんでしたからね。

日本にいる頃、よくバスに乗っており、停留所の案内が表示板に出ることに慣れてしまったため、全く勝手が違う環境で本当に手こずりました。しかも多くの停留所の「名前」は「○○Street 」など、その土地を知らないと正直分かりにくいのです。初めてのBus Rideは今思い出しても本当に必死でした。間違ったところで降りて、30分後まで次のバスを待たなければならないという状況はザラにありましたからね。

 

バンクーバーのバスドライバーはとても親切

一方でとても助かったのはバスドライバーがとても親切なこと。ここに行きたいけど、初めてなのでどこで降りればいいか分からない、と言うと、大体のドライバーが停留所に着く直前に大声で教えてくれます。

あるいは他の乗客の人に聞くこともあります。私もいまではadvanced bus riderと自負しているので、困っている人がいると自分の分かる範囲内でどこで降りればいいのか教えてあげることができます。

困ったときは助け合い!こういった光景をしばしば目にします。

一方で、確かバンクーバーオリンピックがあった2010年頃からバスの中に停留所の案内板が導入されました。これで少し、乗り過ごしや間違った停留所で降りるミスも減ったのではないかと思います。

バンクーバーのバス、こんなこともある!

バンクーバーのバスの行き先表示板は、行き先以外のことを表示することがあります。

年末になるとHappy Holidays, Merry Christmasという表示が行き先と交互に表示され、Holiday seasonを盛り上げています。

またAmber Alertが発令された際、全てのバスが一斉に行き先とAmber alert/Listen to radio という表示に変わります。Amber Alertとは誘拐が発生した際に流される警報のことで、警察が誘拐事件発生時、誘拐された子供の特徴や誘拐犯が使用していると思われる車の情報 (プレートナンバー、色、車種など) などをテレビやラジオなどのメディアを通じて流します。多くのドライバーはラジオを聞くことが多く、かつ道路上にいるため、誘拐に使用された車を見つけやすいのでしょう。バスの行き先表示板が事件解決へ一役買っていることも、バンクーバーのバスの特徴のひとつとも言えます。

いかがでしたか?

バンクーバーに旅行の際は是非バス乗ってみてくださいね。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。