Hello from Canada!
Fruitful English講師のYukoです。
シリーズでカナダについてのあれこれを現地よりお届けしています。
※前回の記事「【現地発!カナダについて教えます】カナダに四季はない!?」を見逃した方は是非こちらもどうぞ!
さて、春は異動の季節。
この春からご家族が単身赴任になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本ではよくある単身赴任ですが、
カナダでは見かけることも聞いたこともありません。
(軍のミッションや危険地域への赴任などは除きます)
単身赴任という言葉もない!?
辞書をひくと「単身赴任」は
solo assignment, unaccompanied assignment
と出てきます。
My father is on an unaccompanied/ a solo assignment.
や
My father is on a job assignment away from home.
というような文にできますが、
My father is living away from my family for work
My father works away from home.
といった文ですともっとカジュアルな感じがするので
会話にはぴったりです。
家族は一緒にいるもの
なぜ単身赴任が「あり得ない!」となるのでしょう?
それは
「家族は一緒にいるもの」
という考えが強いからだと思います。
ちなみにカナダの帰宅ラッシュは4-6時。
働くお父さんもお母さんも晩ご飯の時間までには家にいるんです。
晩ご飯は家族で食べるもの、なんです。
帰りに一杯、というのもあまり見られません。
職場の仲間とごはん、といえば、ランチが定番なんですよ。
歓送迎会やクリスマス前の食事会もランチです。
学校優先ではない
日本で単身赴任を選ぶ理由のたぶん1位は
子供の教育
でしょう。
せっかく受験して入った学校を途中でやめさせたくない
いい校区だから移りたくない
といった理由が多いですよね。
カナダでは受験もないので
「せっかく入ったのに」
という感覚もありません。
私立はちょっとした入試や面接はありますが、
そのために何年も準備することはありません。
子供が転勤についていかないというケースはたまにあります。
転勤族のお父さんを持つA君の場合、
お母さんはお父さんに同行するので
A君は中学から寮のある学校に入りました。
せっかく入った学校だからというのではなく、
転校ばかりするのは嫌だから寮のある学校に行くという選択でした。
配偶者のキャリアは?
子供のためだけではなく、
配偶者のキャリアのために単身赴任を選ぶこともありますよね。
カナダも共働き家庭が多いので、
「夫(あるいは妻)の転勤に同行するか」
という悩みはあります。
夫婦が同じ会社や政府機関などで働いている場合、
二人ともが同じ転勤先で働けるように配慮してもらえることもあるそうです!
雇用主が異なっても休職制度を使って同行できます。
日本のあたりまえがあたりまえではない。
国や文化の違いっておもしろいですね。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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