Hello from Canada!
Fruitful English講師のYukoです。
前回に引き続き、雪国カナダならではのハラハラドキドキの雪道運転のアレコレをお伝えします。
※前回の記事「【現地発!カナダについて教えます】雪国での運転 part 1」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
押し出した雪はどうなる?
道路の除雪のダイナミックな方法とは?
道幅が広い高速道路ですと、
除雪車が3-4台斜めに並んで雪を路肩に押し寄せていきます。
一番先頭の車がもっとも路肩に遠く、
一番最後の除雪車がもっとも路肩に近い、
というと「斜めに並ぶ」イメージがわかるでしょうか。
路肩に押し寄せられた雪を1台のトラックが吸い取り、
並走しているダンプトラックの荷台に吹き出してのせていきます。
積まれた雪は雪置き場のようなところに集められます。
路肩の雪は困るんです
街中の道路だと、雪が降るたびにそんなことはしてくれません。
ある程度路肩の雪の壁が高くなったら、夜中にその作業を行います。
作業前に「路上駐車禁止」の札が経つので、
「今晩、雪をどけてくれるんだな」とホッとします。
雪の壁がどんどん高っていくと困るんです。
2車線の道が雪の壁のせいで1.5車線分ぐらいの幅になって、
さらに路上駐車までされてしまったら、1車線分の幅になってしまいます。
ドライブウェイや駐車場から出ようとしても雪の壁のせいで
道路を走っている車が見えにくいです。
道路は穴だらけ
除雪車がガリガリと雪を押し出すので、アスファルトが削られてしまうのと、
道路下に流れ込んだ雪解け水が凍ってアスファルトを持ち上げてしまい、
アスファルトがひび割れてしまうことから、
道路に陥没穴があいてしまいます。
この穴をpotholeと言います。
これがまたあなどれない!
道路に大きな穴がボコんと空いていても、
走行中に避けることができないこともあります。
その結果、車がガッコンと衝撃を受け、
サスペンションやタイヤがダメージを受ることもあります。
コストもかかる
potholesを埋めるため、雪が解けると修復工事が行われます。
カナダの冬以外の季節は「工事季」とも言われているんですよ。
除雪のコスト、potholesを埋めるコスト、結構かかるそうです。
大雪が続いたとある街では冬が終わる前にその年の除雪費用を使いきってしまって、
春までどうしよう、なんて話もありました。
カナダにいらしたら道路をよく見てみてください。
つぎはぎだらけです(苦笑)。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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