こんにちは、アメリカ出身のモーガンです。
前回、【おもしろ翻訳】オヤジギャクも有効1!で、子供に人気のPixar映画、Cars2(邦題:カーズ2)作中の気になる翻訳についてお話していましたので、続きを…。
気になった単語は、lemon。
映画の中で、lemonsはかなり多く出てくる単語です。lemonが「ポンコツ車」を意味していたことは間違いないのですが、驚いたことに、日本語版のtrailerをみたときにこのlemonsは”ペッパー”と訳されていました。
“Long Live the Lemons!” ペッパーよ、永遠なれ!
と言った具合に。
え?ペッパー?レモンとペッパーに一体なんの関係が?
なぜlemonをペッパーと訳したのか?
ごめんなさい。私、正直に言います。
なぜlemonがペッパーになるのか最初全くわかりませんでした。聞いてると、ペッパーってどうも英語のpepperみたいなんですね。
pepper = 胡椒
胡椒… 故障!
ペッパーは、故障車とかけてあるんだ…!
そうか、Lemonsのスラングの「ポンコツ車、すぐ故障する欠陥品、役立たずのもの、できそこない」の意味を「故障」を文字って、「ペッパー」なんですね。
いや〜、この”lemon”を「ペッパー」に訳する勇気ですよ。ギャグのレベルとしては、オヤジギャクなんじゃないですか?
作品の大小は気にするべきではないですが、世界のPixerですよ。たくさんの子どもたちが見る作品ですし、その分プレッシャーも…と想像しますが、このlemonをペッパーに訳する大胆さはすごいと思いました。
言葉でいじりたいっていう気持ちがペッパーの訳から伝わってきますね!いや〜こういうオヤジギャクも、ペッパーって故障か!ってピンと来たら、くすってなりますよね。
オヤジギャクも辞さない構え。翻訳にはオヤジギャクセンスも大事だね〜と思った件でした。
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Hello! アメリカ出身のMorganです。もうかれこれ日本に15年程住んでいます。
アメリカにも子どもたちを連れてよく里帰りするので、子どもを通して気がついたこと、日本とアメリカの違い、日本のここがいいな〜、アメリカのこういうところが懐かしいな〜ということを中心にブログに綴っていきます。
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