準備が整ったら議論開始
前回の記事では、会議の開始時に使う表現を解説しました。
①あいさつ→②司会者紹介→③配布物と会議の予定の確認→④会議の目的の順番で進行していくと、スムーズに会議を始めることができます。
今回は、会議を始めた後に、意見に賛成もしくは反対の意思を表す表現を解説します。
賛成する場合は、agreeを使って表現しますが、セットで使う前置詞に注意する必要があります。
反対の場合は、あなたの意見が強くなって、相手を不快に感じさせないように、あるフレーズを使って配慮する必要があります。では、見ていきましょう。
賛成/反対で使える英語表現
1. 意見に賛成する
Agreeを使って表現できます。しかし、agreeの後に続く前置詞を間違いがちなので注意しましょう。
【Agree with+人 or 人の意見】
・I agree with you. (あなたに賛成です。)
・I agree with what you say. (あなたの言っていることに賛成です。)
【Agree to+相手の発言や提案】
・I agree to the proposal. (その意見に同意します。)
・We agreed to what our boss said. (私たちは上司の行ったことを受け入れた。)
※強く賛成するというよりかは、受け入れるや同意できるといったニュアンスになります。
【Agree on +両者が掲示した条件など】
・Both parties have agreed on the condition. (両者はその条件に合意した。)
・We agreed on a compromise. (私たちは妥協案に合意しました。)
※両者が掲示した条件などに合意するという意味になります。賛成のニュアンスとは意味が変わります。
2. 意見に反対する
反対意見を述べる際は、必ず緩和表現を使いましょう。
なぜなら、相手を不快な気持ちにさせないように配慮する必要があるからです。よく使われる緩和表現を紹介します。
【I’m afraid that~】
・I’m afraid that I don’t agree with you on that.
(その件については賛同できません。)
・We are afraid that we are unable to deliver the product by tomorrow.
(申し訳ございませんが、明日までにその商品を配達出来かねます。)
I’m afraidを入れるとニュアンスが緩和されます。メールでもよく使われる表現です。That以下にあなたの主張をいれます。
※1「賛成しない」だからI disagree with youを思いつくかもしれませんが、これは失礼な表現です。なぜなら、反対の意味合いが強くなるからです。
※2 「I don’t understand」の使い方には注意しましょう。なぜなら、あなたの意見が理解できないという意味になるからです。日本語でこれを言われると不快に感じますよね?代わりにI’m not sureを使いましょう。
〇 I am not sure what you are saying. (あなたが言っていることが分かりません。)
× I don’t understand what you are saying. (あなたが言っていることが理解できません。)
会議で使える英語表現 次回は…
次回は、意見を聞く・述べる時と会議を閉める時のフレーズを紹介します。
相手の意見を聞いて、会議全体で決まったことを参加者メンバーに伝えることが重要です。ぜひ、学んでいきましょう。
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カナダで身に着けた英語力を活かし、海外で働いています。ビジネスや日常会話で良く使う便利な英語フレーズを中心に記事を執筆しています。
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