Hello from Canada.
Fruitful English講師のYukoです。
「聞き返しのテクニック」の後編です。
前回は、
シンプルに「もう一度お願いします」と言う聞き返す表現
そして
「聞いてるよアピール」と「内容確認」が同時にできてしまうオウム返しを
ご紹介しました。
今回も便利な聞き返しのテクニックを学びましょう!
一部が聞き取れない場合
前回のオウム返しでも一部が聞き取れなかった場合は、
聞き取れたところをオウム返しできると学びました。
今回は似ていますが、ちょっと違います。
Abby: My favorite Japanese author is Haruki Murakami.
アビー:私のお気に入りの日本人の作家は村上春樹です。
Kate: Who is your favorite author?
ケイト:お気に入りの作家は誰だって?
Abby: Haruki Murakami. He is a famous Japanese author.
アビー:村上春樹よ。有名な日本人の作家よ。
このように何のことを話しているかはわかっているのだけど、
肝心なところがわからない、という場合に便利です。
もう一度繰り返す場合は、アビーのようにただ同じ情報を繰り返すだけでなく、
「有名な」という追加情報を加えることもできます。
カジュアルにこのように聞き返すこともできます。
Eric: I went to Beppu last year. It was such a nice trip.
エリック:去年、別府に行ったんだ。いい旅行だったよ。
Greg: You went where?
グレッグ:どこに行ったって?
「~っていうこと?」
次の表現も日常会話でとってもよく使われます。
聞き取れなかったというよりは、
内容を確認するために聞き直すとき使う表現です。
You mean~?
Do you mean~?
「~っていうこと?」という感じですね。
Jim: Have you seen my blue cap, Mom?
ジム:お母さん、ぼくの青いキャップを見なかった?
Mother: You mean the one you bought last summer?
母:去年の夏にあなたが買ったキャップのこと?
Jim: Not that one. The other blue cap.
ジム:それじゃないよ。もう一個の青いキャップ。
Mother: I have not seen it. Did you check your brother’s room?
母:見てないわ。お兄ちゃんの部屋も確認した?
他の会話例も見てみましょう。
Mr. Brown: Do you know where the meeting is going to be held?
ブラウンさん:会議がどこであるか知っているかい?
Ms. Price: Do you mean your meeting with Ms. Manning’s team?
プライスさん:マニングさんのチームとの会議のことですか?
Mr. Brown: Yes.
ブラウンさん:そうだよ。
Ms. Price: Room 123, I think. Let me check.
プライスさん:123号室だと思いますが、確認させてください。
このように内容を確認しておくと、誤解を防げますね。
いかがでしたか?
聞き取れないということは誰にでも起こることです。
「聞き返したら申し訳ない」
「わからないなんてはずかしい」
なんて思う必要はありません!
聞けた部分を相手に伝えながら聞き返したり、
相手が何を意味しているのか確認ながら聞き返すと、
相手も気持ちよくキャッチボールしてくれます。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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