【英語学習者が覚えておきたいイディオムおすすめ10】

イディオム10選。英検準1級保持の元英語の塾講師tsumujiさんの記事。

みなさん、こんにちは。

英語学習の中で必ず覚えておきたい要素の一つにイディオムがあります。
イディオムとは単語が2つ以上組み合わさって構成されています。
熟語と異なる点は、「イディオムとして使われると、単語本来の意味とは全く別の意味になる」ということです。

例えば、よく知られている“a piece of cake”
そのまま訳せば「一切れのケーキ」ですが、イディオムでは「とてもたやすい」という意味で使われます。
実際、ネイティブスピーカーはしばしば会話の中でイディオムを使いますので、イディオムを知らないままでいると「単語の意味は分かるのに、文として理解できない」ことになってしまいます。

 

イディオムの効果的な覚え方

英語のイディオムに該当するのは日本語の「慣用句」や「ことわざ」になります。つまり、「比喩表現」ということです。
おすすめのイディオムの覚え方は、一度表現された単語の意味そのままでシーンをイメージし、そこから意味を広げて感情と結び付けて覚える方法です。

“a piece of cake”→1切れのケーキ→すぐに食べられる→「かんたん」(感情:得意げ)

というように、一度そのまま直訳してからシーンをイメージし感情と結び付けるのです。

 

英語学習者が覚えておきたいイディオムBEST20

 

1.I’m all ears  熱心に耳を傾ける

Let’s talk about our plan for the school festival. I’ve got some good ideas.
(学園祭の計画について話そう。いい考えがあるんだ。)

OK. I’m all ears.
(うん。聞かせて聞かせて!)

私は全部耳→なんでも聞きます→「聞かせて」

 

 

2.sweet tooth 甘いもの好き・甘党

Miki has sweet tooth. Because she love eating chocolates all the time.
(ミキは甘党だよ。だって、彼女はいつもチョコレートを食べているからね。)

甘い歯→甘いものが付いた歯→甘いもの好き・甘党

 

 

3.under the weather 体調や気分が優れない

I’m feeling a bit under the weather today.
(今日はちょっと体調がよくないんだ。)

天気の下→悪天候→体調不良
“I’m feeling sick.”の代わりに使えます。

 

 

4.when pigs fly, Flying pigs ありえない話である

When pigs fly, she’ll pay me back the money.
彼女が私にお金を返すことなんてありえない。

豚が空を飛ぶ時→豚には羽がないので飛べない→ありえない

 

 

5.learn the ropes コツをつかむ

Have you learned the ropes yet?
もう、仕事を覚えた?

船員がロープの結び方を覚える→船上で仕事ができるようになる→コツをつかむ

 

 

6. all bark and no bite 口ばかりで何もしない、こけおどし

He is all bark and no bite.
(彼は口先ばかりで何もしない。)

犬が吠えるだけで噛まない→口で言うだけで何もしない→口ほどにもない

 

 

7. a taste of one’s own medicine しっぺ返し、自業自得

I’ll give her a taste of her own medicine
(私は彼女に仕返しをしてやろうと思う)

自分の薬の味→なんにでも効くと嘘を言って薬を売った(本当は効かない)→人に悪いことをしたら自分に戻る(イソップ物語より)

 

 

8. full of beans 元気いっぱい

We were young and full of beans twenty years ago.
私たちは20年前、若くて元気いっぱいだった。

豆がいっぱい→コーヒー豆たくさん→濃いコーヒーで休憩して元気いっぱい

 

 

9. by the book ルール通りに

Sometimes, doing things by the book isn’t enough.
(時にはルール通りにするだけでは十分でないことがあります。)

本に従って→本:聖書や重要書物→ルール通りに

 

 

10. Why the long face?  浮かない顔をしてどうしたの?

長い顔→沈んだ顔→浮かない顔

 

まとめ

「直訳→イメージ→意味を広げて理解する」はどんなイディオム学習にもつかえます。
イディオムは西洋の昔話のシーンや聖書の一説からのものなど語源はさまざまです。
シーンをイメージして覚えていくようにしましょう。

 

 


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予備校や学習塾で、幼児から社会人まで幅広く英語を指導し、20年以上。 特に、「英語を苦手」とする人への学習に対する向き合い方や、 考え方のアドバイスで「英語の面白さ」を理解してもらえることが何よりも嬉しいです。 英語習得は単なる暗記ではなく、ネイティブの子供が英語を身に付けるように 「イメージ」から理解するメリットや、単語の深い意味など 英語についてお話していきたいと思います。