みなさん、こんにちは。
皆さんの役に立つ英語学習のポイントをお届けしています。
※前回の記事「【役に立つ英語学習】「教える」を表現する英単語」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今日は1つで意味が複数ある単語をご紹介します!
日本語の言葉に同音異義語がありますが、英語には同じ単語で全く違う意味を持つものがあります。
例えばstory。「お話」と建物の「階」の2つの意味を持ちます。
また、2つの品詞で異なる意味を持つものも。
bookを思い出してください。名詞では「本」、動詞では「予約する」ですね。
この記事では「え!?そうだったの!」と意外な意味をもつ単語をご紹介します。
1つで意味が複数ある単語「fine」
① fine weather→「晴天」
② a fine of $30→「30$の罰金」
「fine」は「すっきりした」「ステキな」「立派な」と、前向きなプラスイメージが強い単語です。
ところが、名詞でのfineは「罰金」です。動詞では「罰金を決定する」になります。
イメージとしては反対になるので、知っておかないとびっくりしますね。
<例文>
① Today’s forecast calls for fine weather, so let’s plan a picnic in the park.
(今日の天気予報は晴れなので、公園でピクニックを計画しましょう)
② I was fined $50 for a parking violation.
(私は駐車違反で50ドルの罰金が課せられました)
1つで意味が複数ある単語「custom」
① local custom→「現地習慣」
② customs at Haneda airport→「羽田空港の税関」
③ a custom dress→「オーダーメイドのドレス」
「習慣」「風習」はスタンダードな意味ですね。また、「custom」は「税関」の意味がありますが、「税関」の意味で使うときは-sをつけます。
形容詞で使うときは「オーダーメイドの」「あつらえの」という意味になり、主にアメリカで使われる表現です。「オーダーメイドのドレス」に対して、「既製服のドレス」は「a ready-made dress」です。
<例文>
① It’s important to be aware of the local customs when traveling to a new country.
(新しい国に旅行するときは、現地の習慣を知っておくことが重要です)
② If you’re arriving in Japan from an international flight, you’ll need to go through customs at Haneda airport.
(国際線で日本に到着する場合、羽田空港で税関を通過する必要があります)
③It can be more expensive to purchase a custom dress, but the quality and fit are often worth the investment.
(オーダーメイドのドレスを購入するのはより高価になる可能性がありますが、品質とフィット感は多くの場合、投資する価値があります)
1つで意味が複数ある単語「plastic」
① plastic model of a plane→「飛行機のプラモデル」
② a plastic smile→「作り笑い」
③ plastic food→「添加物がたくさん含まれた食品」
①は「プラスチック製の」というスタンダードな意味なのですぐに理解できます。
「plastic」には「人口の」「作り物の」という意味もあるのでa plastic smile→「作り笑い」となります。
「人口の」→「天然でない」から、食べ物の場合は「添加物がたくさん含まれた食品」です。
<例文>
① I made a plastic model of a plane for my nephew’s birthday present.
(甥っ子の誕生日プレゼントに飛行機のプラモデルを作りました)
② Even though she was upset, she put on a plastic smile to hide her true feelings during the meeting.
(彼女は動揺していたが、会議中に本心を隠すために作り笑顔を浮かべた)
③ Plastic food is food that contains a lot of food additives.
(「plastic foo)とは食品添加物を多く含む食品のことである)
まとめ
いかがでしたか?
1つで意味が複数ある単語「fine」「custom」「plastic」について解説しました。
名詞、動詞、形容詞とそれぞれに違う意味で使用するものや、同じ品詞でも別の意味を持つものもあります。
全く違う意味であってもイメージを膨らませると、どこかでつながりが分かることもあります。
意味理解を深めて、単語の復数意味も自在に操れるようになりましょう。
予備校や学習塾で、幼児から社会人まで幅広く英語を指導し、20年以上。
特に、「英語を苦手」とする人への学習に対する向き合い方や、
考え方のアドバイスで「英語の面白さ」を理解してもらえることが何よりも嬉しいです。
英語習得は単なる暗記ではなく、ネイティブの子供が英語を身に付けるように
「イメージ」から理解するメリットや、単語の深い意味など
英語についてお話していきたいと思います。
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