【英語学習のコツ!】「bring」「take」「carry」を理解しよう!

【英語学習のコツ!】「bring」「take」「carry」を理解しよう!

みなさん、こんにちは!

日本語では同じでも英語で表現する際にはニュアンスによって表現方法が変わってくることがあります。

そんな英語表現をご紹介しています。

※前回の記事「【英語学習のコツ!】「help」と「save」の違いを確認しましょう!」を見逃した方はこちらからどうぞ!

さて、

「モノ(人)を運ぶ(連れていく)」という意味の単語はbringtakecarryが思い浮かびますね。

この3つの単語の違いを説明できますか?

日本語では「運ぶ(連れていく)」と訳してしまいますが、それぞれ異なるイメージを持ちます。

今回は、このbringtakecarryについて違いを解説します。

イメージとしてはbringとtakeは対の意味、carryは少し視点を変えた「支える」の意味が加わります。では詳しくみていきましょう!

 

bringとtakeの違いは?

bringは「持ってくる」です。

ある一点を起点に設定し、そこへモノを持って来る(人を連れて来る)つまりcomeの動きになります。

takeは、反対に、ある1点を起点にそこからモノを持って行く、人を連れて行く、goの動きを表す単語です。

 

bring(comeの動き)←→take(goの動き)

 

ここで大事なのは主語ではなく、会話の中心となる部分を起点に考えることです。

bring(comeの動き)

What shall I bring to your housewarming party?
(君の引っ越しパーティーになにか持っていこうか?)
Just bring yourself.
(手ぶらでいいよ)

話の起点は「引っ越しパーティー」なので、そこへ「持って来る」とイメージします。

I put the kettle on the fire and brought the water to a boil.
(やかんを火にかけ、水を沸騰させた)

bringは何かを「ある状態に至らせる(変化させる)」意味もあります。
水を「沸騰した状態に至らせる」といった状態の変化がつかめますね。
起点は水が沸騰した状態です。

take(goの動き)

I’ll take you to the State Guesthouse.
(私が迎賓館までお送りいたします)

話の起点は「迎賓館」そこへ向かって「連れて行く」とイメージします。

Today’s retirees are taking to new technology like a duck to water.
(近ごろの退職者は、新しいテクノロジーにごく自然になじんでいます。)

退職者が向かっている先は「新しいテクノロジーになじんでいる状態」です。
その起点へ進んでいる状況を表現しているので、takeが使われます。
※duck to water:アヒルが水になじむように→「ごく自然に」を表す比喩表現

 

carryのニュアンスと使い方

carryは、bringやtakeのように方向性の意味を含まず、表現する単語です。
メインイメージは「支える」。そこから移動が加わります。

I’ll carry your suitcase for you.
(僕が君のスーツケースを運んであげるよ)

カートにスーツケースを載せて運ぶシーンをイメージすると分かりやすいでしょう。

Mosquitos carry malaria.
(蚊はマラリアを媒介します)

蚊がマラリアを身体に乗せてあちこち飛びます。方向性なく運んで移動するところから「媒介する」にcarryがぴったりです。

This gondola can carry up to 10 people.
(このゴンドラは10人まで乗れます)

ゴンドラに10人まで(up to)を乗せて「支えて」います。そのゴンドラに動きのニュアンスがプラスされ、移動するイメージです。

 

まとめ

「モノ(人)を運ぶ(連れていく)」を表す単語のbring、take、carryを詳しく解説しました。

bringtakeは話題の中心を起点に「来る」「行く」と、相反する方向性をもつ動きを表し、carryは「支える」をベースにそこから移動のニュアンスが加わります。

これらの単語は無生物主語にも利用でき、会話でも頻繁に登場します。

イメージとつなげてマスターしましょう。

 

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予備校や学習塾で、幼児から社会人まで幅広く英語を指導し、20年以上。 特に、「英語を苦手」とする人への学習に対する向き合い方や、 考え方のアドバイスで「英語の面白さ」を理解してもらえることが何よりも嬉しいです。 英語習得は単なる暗記ではなく、ネイティブの子供が英語を身に付けるように 「イメージ」から理解するメリットや、単語の深い意味など 英語についてお話していきたいと思います。