みなさん、こんにちは!フルーツフルイングリッシュ講師のTakatoです。
シリーズでアカデミックライティングに役に立つ情報をお届けしています!
前回は「イントロの書き方」を説明しました。
※前回の記事「【アカデミックライティングで役に立つ!】イントロダクションの効果的な書き方」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
アカデミックライティングにおいて、文献レビュー(Literature Review)は欠かせない要素の一つです。初心者の方にとっては、どのようにレビューをすればいいかわからないという方もいるかもしれません。
本記事では、アカデミックライティングにおける文献レビューの重要性と、その効果的な書き方について解説します。
文献レビューの役割とは?
文献レビューは、研究テーマに関連する過去の研究を整理し、研究の背景を明確にする役割を果たします。自分の研究に新規性や独自性をもたせるのが狙いです。
適切な文献レビューを行なうことで、研究の信頼性が高まり、読者にとっても研究の価値が分かりやすくなります。
効果的な文献レビューの書き方
文献レビューを効果的に行なうためには、ポイントを2つ押さえる必要があります。
文献を幅広く収集する
まず、信頼性の高いデータベースや学術誌を活用して、関連する文献を幅広く収集しましょう。この際、キーワード検索を効果的に行なうことが重要です。関連キーワードを駆使して、最適な文献を見つけ出しましょう。
テーマごとに文献を整理し、比較する
次に、収集した文献をテーマごとに整理し、類似点や相違点を比較分析します。これにより、自分の研究テーマに対する既存の知見を把握しやすくなるのがメリット。さらに、文献レビューの中で、今後の研究の方向性や未解決の課題についても触れることで、研究の重要性を強調することができます。
文献レビューの書き方のポイント
文献レビューを書く際には、論理的な流れを意識しましょう。
まず、研究の背景と目的を明示し、その後に関連文献を紹介します。文献紹介の際には、各研究の重要な発見や結論を簡潔に述べ、研究の中でどのように位置づけられるかを説明します。
また、文献レビューの最後には、自分の研究が将来どのように貢献するかを強調することが重要です。これにより、読者に自分の研究の意義を理解させることができます。
まとめ
アカデミックライティングにおける文献レビューは、研究の信頼性を高めるために重要なプロセスです。効果的な文献レビューを行うことで、研究テーマの背景や意義が明確になり、読者に説得力をもたせることができますよ。
次回もお楽しみに!
私立高校で英語教師を務めた経験を持ち、2018年〜2019年にオーストラリアのシドニーのマッコーリー大学で応用言語学TESOL修士を取得した講師。日本語を英語に置き換える逐語訳ではなく、どうすれば英語として自然なのか、適切なのかをしっかりと指導できるところが人気です!アカデミックライティングについても知識が豊富です。
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