【アカデミックライティングで役に立つ!】イントロダクションの効果的な書き方

【アカデミックライティングで役に立つ!】イントロダクションの効果的な書き方

みなさん、こんにちは!フルーツフルイングリッシュ講師のTakatoです。

シリーズでアカデミックライティングに役に立つ情報をお届けしています!

前回は「タイトルのつけ方」を説明しました。

※前回の記事「【アカデミックライティングで役に立つ!】タイトルのつけ方。英語で作成するポイントとは」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!

アカデミックライティングのイントロダクション(Introduction、以下イントロ)を書くのが初めての方にとって、何をどう書けばいいのか悩むことがあるでしょう。

今回は初心者向けに、シンプルでわかりやすいイントロの書き方を解説します。

 

アカデミックライティングのイントロとは?

イントロは、論文の冒頭部分に位置し、これから書かれる内容を簡単に説明する部分です。

イントロを書くことで、読者に「この論文は何について書かれているのか」「なぜこの研究が重要なのか」といった基本的な情報を伝えます。

イントロで論文のテーマや背景を説明することで、読者が本文を理解しやすくなるのです。

 

イントロの基本的な構成

イントロは、大まかに次の3つのステップで構成されます。

背景情報の提供

最初に、研究テーマに関連する背景情報を簡単に説明します。

具体的には、「どのような問題が存在しているのか」「その問題がなぜ重要なのか」などを明確にしましょう。

これにより、読者が論文のテーマに興味を持ちやすくなります。

研究の目的と重要性の提示

次に、研究の目的を明確に述べます。

「なぜこの研究を行なうのか」「どのような疑問を解決したいのか」を具体的に説明するパートです。

その研究がなぜ重要なのかを示すことで、読者に研究の意義を伝える狙いもあります。

研究の範囲とアプローチの説明

最後に、研究の範囲(どこまでの問題を扱うか)やアプローチ(どのように研究を進めるか)を簡単に説明します。

これにより、読者が論文全体の構造や進め方を理解しやすくなります。

 

書き方のポイント

①簡潔に書く

イントロはあまり長くならないように心がけましょう。最初は短くても良いので、テーマや目的が明確に伝わるように書くことが大切です。

②順序立てる

イントロは論理的な順序で情報を提供することが重要です。背景→目的→範囲といった流れで書くと、読者にとってわかりやすいイントロになります。

③読者を意識する

読者が初めてそのテーマを知ることを想定して書くとよいでしょう。専門用語を使う場合は簡単な説明を加えるなど、読者が理解しやすい工夫をしましょう。

 

まとめ

アカデミックライティングのイントロは、読者に論文のテーマや目的を伝えるための重要な部分です。初めて書くときは、背景情報、研究の目的、研究の範囲という3つのポイントを押さえて書いてみましょう。

簡潔でわかりやすいイントロを書けば、読者にとって理解しやすい論文を作成できるのです。

それではまた次回!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

私立高校で英語教師を務めた経験を持ち、2018年〜2019年にオーストラリアのシドニーのマッコーリー大学で応用言語学TESOL修士を取得した講師。日本語を英語に置き換える逐語訳ではなく、どうすれば英語として自然なのか、適切なのかをしっかりと指導できるところが人気です!アカデミックライティングについても知識が豊富です。