みなさん、こんにちは!フルーツフルイングリッシュ講師のTakatoです。
シリーズでアカデミックライティングに役に立つ情報をお届けしています!
前回は「英語論文の検索方法とおすすめの無料ツール」を説明しました。
※前回の記事「【英語学習のコツ!】英語論文の効果的な調べ方とおすすめ無料ツール3選」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
「APAスタイルの引用方法がよく分からない」
「参考文献の書き方に自信がない」
学術論文やレポートを書く際、そう感じた経験はありませんか?
今回は、論文の引用ルールで特に顕著なAPAスタイルにおける文中引用や参考文献の具体的な書き方について紹介します。
参考文献リストに記載する順番についても理解を深められますよ。APAスタイルの引用方法がわからない方は、本記事を参考にしてください。
APAスタイルで本文内に引用する方法
「APAスタイル(American Psychological Association)」は、特に社会科学の分野で広く使用される引用スタイルです。著者名と発行年を括弧内に記載するシンプルな形式が特徴です。
例:
- 一般的な引用: (Smith, 2020)
- 直接引用(*)の場合: (Smith, 2020, p. 15)
*直接引用:本文を1語1句変えず、そのまま引用すること
APAスタイルの参考文献の書き方
APAスタイルの参考文献リストは、論文の最後に「References」というタイトルでリスト化します。
各文献はアルファベット順に並べられ、以下のようなフォーマットが使用されます:
- 書籍: 著者名. (発行年). タイトル. 出版地: 出版社.
- 論文: 著者名. (発行年). 論文タイトル. 掲載雑誌名, 巻数(号数), ページ範囲.
- ウェブサイト:著者名. (発行年). タイトル. URL.
例(架空の論文です):
- Johnson, A. (2018) How to Write Academic Papers. London: Academic Press.
- Smith, J. (2020) Research Methods. New York: Academic Press.
同じ著者の文献が複数ある場合は、発行年の古い順に並べます。
例(架空の論文です):
- Smith, J. (2018). Early Research. New York: Academic Press.
- Smith, J. (2020). Advanced Research. New York: Academic Press.
終わりに
今回は、APAスタイルの文中における引用方法や参考文献の書き方を解説しました。
APAスタイルを正しく学び、論文の信頼性をさらに高めましょう!
私立高校で英語教師を務めた経験を持ち、2018年〜2019年にオーストラリアのシドニーのマッコーリー大学で応用言語学TESOL修士を取得した講師。日本語を英語に置き換える逐語訳ではなく、どうすれば英語として自然なのか、適切なのかをしっかりと指導できるところが人気です!アカデミックライティングについても知識が豊富です。
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