こんにちは!Soheiです。
TOEICの模試を解いていると、なかなかリーディングが時間内に解き終わらず苦しいですよね。
「TOEICで満点が欲しい人以外は時間内に解き終わらなくてよい」という前提はあるものの、やっぱり少しでも速く読んで多くの問題に回答したいところです。
今日はそんな方の参考に、読解速度を上げる具体的な練習法を紹介します。
準備として、公式問題集やその他の模試本などからPART7の文書をひとつピックアップしましょう。
選んだ文書を素材として、以下の手順で練習します。
① 一度ゆっくり英語の文書を読む(できる限り意味を取る)
② 和訳を通して読む(ゆっくり、全体で何を言っているかの確認)
③ 英語の文書を通して読み、タイムを計り記録する
④ 英語の文書と和訳を1文ずつ読む(和訳と対照させながら意味を確認)
⑤ 知らない単語にはマーカーを引き、余白に意味を書く(英語の上にルビのように書くことはしない)
⑥ 英語の文書を通して読み、タイムを計り記録する
⑦ ③で計ったタイムのおよそ半分の時間で読めるまで⑤を繰り返す
以上です。
要は、「意味が分かる状態の英文書を繰り返し読み、それを速く読めるようにする」ということです。
上で示した手順は練習方法の具体例ですから、多少順番がずれても問題ありません(例えば、英文を読む前にいきなり和訳を読んでおく、などでもOK)。
大事なことは、「意味が分かる文書を何度も読んで速度を上げる」ことです。
意味が分かる文書を何度も読んだら、速く読めるようになるのは当然でしょ?意味あるの?なんて思う人もいるかもしれませんね。
でもどちらかというと、意味が分かっている文書を何度も読むからこそ意味があるのです。
何度も同じ文書を読むことで、そこに登場する「単語の意味」「単語の使われ方」「構文」「話の流れ(論理)」などが自分の中に定着していきます。
例えば構文に関して。
最初は「これが主語でこれが述語で・・・」と分析的に考えなければ意味が分からない文でも、繰り返し読んでいればそのうち感覚的に「こういう意味!」と分かるようになりますよね。
この「こういう意味!」と感覚的に分かること=構文の定着です。
何度も繰り返し同じ文を読むことで構文は定着するのです。
定着した構文が増え、感覚的に分かる構文が増えてくると、読解速度が上がります。
読んだことのない文書の中に同じ構文や似た構文が登場した時に、「これが主語で・・・」などと分析する必要がなくなるからです。
単語でも同じですね。
最初は「え~っと、これは、こういう意味か」くらいの記憶も、何度も繰り返し文を読んでいるとそのうち瞬間的に意味を思い出せるようになってきます。
そういう単語が増えれば、文の読解速度が上がります。
もし「意味の分かる状態の英文書を繰り返し読んで速度を上げる練習」をしたことがない方は、ぜひ試してみてくださいね。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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