リスニングスコアはひたすら聞けば上がる…わけではないかも
皆さんは、リスニングスコアを上げたいときにどんな練習をしていますか?
何度も何度もリスニングして、音に慣れる!
そういう方法もあると思います。
ただ、もしかしたらその方法だけではスコアがなかなか上がりにくい場面もあるかもしれません。
リスニングができるためには「音の認識」と「意味の理解」が必要
非常にざっくりとした分け方になりますが、英語をリスニングしていて「わかる」ためには、英語の音を正しく認識することと、意味の理解が必要です。
「音」と「意味」です。
リスニングの学習をしていて「聞き取れない!」と思ったら、この2つのどちらかもしくは両方で引っかかっています。
「音」というのは例えばappleと聞いたらappleと認識することです。
カタカナで「アップル」だと思っているところでappleという単語を聞いても「あぽー」のように聞こえるだけでappleという音だと認識できませんよね。
次、「意味」というのは、単語レベルでいえば例えばappleという音を認識した後で「赤い果物だな」とか「梨に外見が似た果物だな」とか何かしら思い浮かべられることですね。
人によっては和訳をしているかもしれませんんし、人によっては映像で意味を思い浮かべているかもしれません。
さて、このようにリスニングを理解するためには大きく「音」「意味」という2段階を踏みます。
英語の音を聞きまくる!だけでは「意味」を理解する練習が不十分かも
さて、「リスニングの学習は何度も何度もとにかく聞くことだ!」というのは、確かにそうなのですが、場合によっては英語の音を使わずにリーディング練習をするのもいいかもしれません。
「英語の意味を理解する」というプロセスは自分の脳への入力が音であろうが文字であろうが同じだからです。
特に、ちょっと難しいなと思うくらいの素材でリスニング学習をする場合、きちんとゆっくり文字を見て読む練習をしてから、リスニング練習に移るといい場合も多いですね。
英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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