TOEIC模試やってますか
皆さんは、TOEICの模試を解くことをTOEIC学習に組み込んでいますか。
すでにたくさんやっている人、あまりやっていない人、全くやっていない人など様々だと思います。
ちなみに僕自身はあまりTOEIC模試を学習に取り入れていたことはありません。
これはそもそも僕がTOEICで高得点をズバっと狙っていくスタイルではなく、英語の実力チェックとしてTOEICを受けていたからです。
しかしもしもTOEICでスコアアップをすることが目的で学習をしていたのならば、TOEIC模試を解いていたことだと思います。
TOEIC模試で得られるもの
TOEIC模試をすることはどんなメリットがあるのでしょうか。
僕が思うに模試を解くことの最大のメリットは、2時間測って実際に本番同様の問題を解いておくことで、自分が本番でどのような状況になるのかが体感できる、ということです。
単純に各パートの問題を解くのと違い、2時間で200問を解くと色々なことに気づきます。
リーディングを解く時には既にリスニングを45分間した後なので「こんなに疲れてるんだ」などと気付いたり。
時計を見ながらパート7を解いていると、細切れで解いているときに比べて余計に焦ったり。
こういう自分の状態の変化を模試では疑似体験できるのですね。
本番前にあらかじめこういうことが分かっていると、本番での焦りが緩和されます。
TOEIC模試では「わからない問題を捨てる練習をする」という意味もある
また、TOEIC本番では必ず分からない問題に出くわします。
これらの問題、本番で「う~ん、分からない…でも分かるまで考えよう」なんてしていたら、時間がどんどん無くなってしまいますよね。
自分が分からない問題はどこかであきらめないといけません。
その「あきらめるタイミングの感覚」をつかめるのも模試なんですね。
模試というのは「わからない問題をあきらめる練習」と考えることもできるわけです。
この積み重ねがTOEICリーディングにおける「タイムマネジメント」です。
よく「タイムマネジメント」の重要性が強調されますが、「タイムマネジメントをしっかりしなきゃ=問題を速く解かなきゃ」と思っている人も少なくありません。
「問題を速く解く」というのはただ英語の読解速度を上げているだけです。
それはテスト本番ですべきことではなく、普段の学習で読解速度が向上されることによって自然に達成されることです。
「いかに問題を捨てるか」の積み重ねがタイムマネジメントであり、その練習ができるのが模試、と僕は考えています。
模試を解くことのメリットは本番の疑似体験と問題を捨てる練習ができること、という意識を持って模試を解けば、漫然とただ解くだけよりも効果が上がると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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