730点以上を目指すならテクニックに頼らない方がいい
TOEICで600点を超えるまで、僕はよく学習者の方に「テクニック」をできるだけ教えます。
例えばPART2では最初の2~3単語を集中して聞き、WH疑問文だった場合は選択肢の中のYes/Noを即座に消去するとか。
PART3、PART4であれば、先読みをきっちりして、問われていることを音声を聞きながら探るとか。
PART5であれば空所前後だけを見て解きましょうとか。
PART6は文挿入問題は解かずに飛ばしましょうとか。
PART7は設問を先に読んでその後本文を読んで答えを探しましょう、全部読む必要はありませんよ、とか。
そういった類のことです。
TOEICで一刻も早く600点を超えたいという場合、こういうテクニックを使うと達成しやすいのですね。
でも、730点以上を目指す場合はあまりこういうテクニックに頼らない方がいいかもしれません。
テクニックを使うことによるメリットとデメリットのバランス
僕が600点目標の方にテクニックを使うのをおススメする理由は、600点を取得するのであればかなりの割合でミスしてもいいからですし、テクニックを使わずに真っ向から解いてもミスする可能性は同じだったりするからなんですね。
テクニックを使うことによる恩恵の方が、ミスがちょっと増えることのデメリットよりも大きいことが大半です。
でも730点以上を目指しているとなると、このバランスが少しずつ逆転していきます。
英語力が上がってくれば、テクニックを使わずに問題に取り組んだ場合にミスしない問題が増えますから、テクニックによってミスが増えるデメリットの方が大きかったりするわけです。
テクニックを使いつつ、徐々に解き方を変える
もちろん、730点以上の方でもテクニックを知っておくことは有益だと思います。
例えばリーディングで「時間がない!」という状況になった時などはある程度テクニックも使いつつ解き進めたほうが気が楽になると思います。
ただ、やはり基本は正攻法で英語を「全てきちんと理解」し、正しい選択肢を選ぶという形で問題を解いた方がいいと思います。
そしてもちろん、その正攻法で問題を解けるように普段から英語力を上げる学習をしていくのが大事ですね。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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