TOEICのPART4を暗唱しよう
皆さんは、TOEIC対策で「暗唱」ってしたことがありますか。
特にTOEIC対策ということでなくても、英語学習において「暗唱」というのは王道の学習法のひとつですよね。
僕自身もよく、TOEICの公式問題集のPART4などを暗唱しています。
PART4は1人の人がずっと話し続けるトーク、モノローグなので、2人もしくは3人での会話のPART3よりも暗唱がしやすく感じます。
暗唱の効果
実際に自分でやっている感覚ですが、暗唱をすると色々な英語力が伸びるなと思います。
暗唱すれば、そのトークに出てくるフレーズや単語を覚えられます。
しかも、それぞれの単語のコロケーションも一緒に覚えられるんですよね。
もちろん発音も覚えることができます。
また、構文もどんどん身についていきます。
つい先日、Be sure to ~「絶対に~してください」という表現が暗唱したトークに入っていたのですが、このBe sure to ~という表現、もちろん聞いたり読んだりすれば理解はできますけど、案外自分のスピーキングでは使ってこなかったなと気付きました。
こんな感じでスピーキングに使える構文も身につきますし、もちろん「聞いて分かる」「読んで分かる」構文もどんどん増えていきます。
TOEICということで言えば、4か国の発音も身につきます。
ここでは「身につく=自分でも言える」という意味ではなく、「聞き取りできるようになる」という意味です。
僕はいつもイギリス発音とオーストラリア発音の聞き取りが苦手なのですが、いくつもこれらのアクセントのトークを暗唱する過程で、何度もリスニングをすることになりますから結果的に聞き取りやすくなります。
あと、これは短期的に感じるものではないのかもしれませんが、これまで暗唱を学習に取り入れてきた個人的な感覚でいうと、リーディングの読解速度向上にも大きく貢献していると思います。
暗唱するということは、上でも述べましたが「単語」「フレーズ」「構文」をどんどん身につけるということでもあります。
こういったものが身についていれば、初見の文書の中に「既に暗唱で覚えた単語・フレーズ・構文」が入っていた場合、かなり速く読み進めることができるんですね。
と考えると、暗唱はリーディングにも大きく役立ちます。
暗唱の難点
暗唱の難点は「時間がかかる」ということにつきますね。
PART4のひとつのトーク(30秒くらい)を暗唱するのに、僕の場合は30分から60分くらいかかります。
この30分から60分間はひたすらシャドーイングやオーバーラッピングをします。
おそらく暗唱に慣れていない方であればもっとかかるでしょう。
その1時間や2時間、途中で投げ出さずに暗唱し切るのはなかなか難しいことなのかもしれません。特に独学の場合は。
時間がかかるから挫折しやすいという難点はありますが、でも一度暗唱に慣れてくると「これはすごい英語力が伸びる学習だ」というのが実感できます。
よければ皆さんも頑張って暗唱してみてくださいね。
TOEIC上級者を満足させるハイクオリティなテキスト+オンライン学習プラットフォーム!
TOEIC860攻略クエスト
TOEICエキスパートだから作れる精度の高い模試と解説で、TOEIC860点以上の攻略を目指します。
TOEIC満点50回超えの著者など、TOEICを知り尽くした3名による共同執筆でお届けします!
詳細はこちら
英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
Thank you for every information about learning TOEIC , Sohei- sensei.
全く独学でTOEIC に挑もうとしている私にとって、とてもありがたいブログです。これからもどんどん発信してください。楽しみにお待ちしています。