リスニングの点数を上げたいときの壁の1つは?
なかなかリスニングのスコアが上がらない、そんなときには壁に当たっているのかもしれません。
今日はその壁のうちの1つを紹介します。
TOEICの学習初期の伸び
学習を始めたばかりのころは、
・知らなかった問題形式に慣れる
・知らなかった単語を知る
この2つが要因でスコアがポンと上がったりします。
しかし、「問題形式に慣れる」ことに関しては、ある程度問題演習を重ねるともうそれ以上に慣れるということはあまりなくなってきますね。
「知らなかった単語を知る」ことによって点数が伸びる、というのはどういうことか。
例えば「聞こえた単語にマークしたら正解」というパターンの問題に正解しやすくなるということです。
しかし「聞こえてくる単語の入った選択肢にマークしたら正解」という問題も、それほど多くあるわけではありません。
多くの問題は単純に「言われていることを理解できているか」が問われています
学習初期段階を過ぎたら、英文理解力を上げると伸びる
単語をぽつぽつと聴き取るだけの段階からさらに上を目指す場合、英文を聞いて理解する力を伸ばす必要があります。
意外なことに、これに効くのがリーディング練習です。
ぜひPART3やPART4のスクリプトをじっくり読んでみてください。
何度も同じものを読んでみると、徐々にスラスラと英文を頭から理解できるようになります。
英文を頭から理解できるようになれば、リスニング力も上がります。
聞こえた単語を英語の語順で頭からスラスラと理解する必要があるのはリスニングも同じだからです。
リスニング力には「音を認識する力」と「英文を頭から理解していく力」が必要です。
リスニング練習ばかりをしていると、「音を認識する力」にばかり意識がいってしまい、「英文を頭から理解していく力」に意識が向きにくい場合があります。
あえて読む練習をすることで「音を認識する力」への意識を排除して「英文を頭から理解していく力」に集中することができます。
そうすると、結果的にリスニング力が伸び、スコアが上がるということがあるわけです。
ぜひリスニング練習にも「読む練習」を入れてみてくださいね。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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