TOEICのPART2は、初級者にとって取り組みやすい
TOEICのPART2は、TOEICの学習者にとって取り組みやすいパートです。
文が1つだけ音声として聞こえてきて、それに対する応答の選択肢が3つ流れるだけで、ひとつひとつの問題が非常に短いからです。
1回の学習時間も、例えば「5問だけ」などと決めれば答え合わせまで含めて5分程度で済みます。
少しずつやっていけるので、初級者の方にとって取り組みやすいわけです。
PART2は、取り組みやすい反面、ある程度までいくとスコアが伸びにくい
PART2は少しずつやっていけますし、簡単な問題ももちろんあるので、練習すればすぐに正解率が上がります。
しかし、PART2の中で「難問」と呼ばれる問題ももちろんあります。
そして「難問」を正解するのに必要な英語力は、PART2の勉強だけでは身につきません。
(つまり、PART2の練習・勉強だけを毎日やっても、おそらく全問正解にまでたどりつくことはできません)
「難問」を正解するには、「話し手がどういう意図で発言をしているのか」を理解する能力が必要です。
この能力は、もっと長い文脈で多くの英文に触れると身についてくるものです。
PART3やPART4を学習すると、PART2の正解率も上がる
PART3やPART4では、話者同士の関係や状況がPART2よりも分かりやすくなっています。
PART3やPART4を学習していると、「このフレーズはこういう状況の時に使われるのだな」という感覚が蓄積していきます。
そのため、PART2で単発で「そのフレーズ」が出てきたときにも、状況をイメージしやすくなるのです。
PART2で「あれ、結構学習しているのになかなか正解率が上がらないなぁ」と思ったら、PART3やPART4の学習に力を入れるようにしていくといいでしょう。
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英語講師。YouTube「猛牛ちゃんねる」でTOEIC対策動画を配信中。最近はTOEIC®対策書籍等の教材作成に主に携わっています。Jet Bullというハンドルネームでブログ・twitterをしています。TOEIC満点50回超。
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