【基礎から学ぶビジネス英語】資本主義の原理と企業 ⇄ Stakeholders

【基礎から学ぶビジネス英語】資本主義の原理と企業 ⇄ Stakeholders

皆さま、こんにちは。

ビジネス英語の基本を学べる記事をシリーズでお届けしています。

未だ、勉学の秋です!

今回も引き続き「資本主義の原理と企業」を学んでいきましょう。

※前回の記事「【基礎から学ぶビジネス英語】資本主義の原理と企業 ⇄「ものを言う株主」」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!

 

今回はStakeholdersについて考えてみます。

下方に前回と同じ「資本主義の原理と企業」の図表資料を加えておりますので、参考にしてください。

Stakeholderとは

前回も説明したように企業(会社)の持ち主は株主(shareholders/stockholders)です。

stakeholdersは、株主を含みますが会社に関連する全ての人たちを指します。

以下がその人々です:

  • 株主ー shareholders [英国英語], stockholders [米国英語] = Investors
  • 取締役ー directors, board members「取締役会役員」
  • 従業員ー employees>内、管理職者- managers/
  • 顧客ー customers
  • 仕入れ業者ー suppliers
  • 卸業者ー middlemen, wholesaler
  • 代理店ー agent
  • サービス業取引先ー service-offering companies
  • 金融機関ー financial service companies
  • 税務庁ー tax agency
  • 社会一般ー communities
    その他

Stakeholdersを取り上げる意味

会社は全てのstakeholdersと関わりを持ち、責任を持ち、利益やリスクを分かち合い、社会に貢献します。全てのstakeholdersが利益や恩恵を受けるのに大切なことは、会社が成功すること、つまり利益をできるだけ上げることです。全てのstakeholdersに恩恵をあたえます。

逆に、利益を上げない、損失を生むことは、全てのstakeholders、ひいては社会全体に迷惑を与えます。

上記の取締役〜金融機関までが会社の費用となり、利益が多いとより多い支払いを受けるか安心を得られます。また、反対に損失が長引くと、人員削減(redundancy)や顧客の購入商品のサービスが滞ったりします。

更に、利益が多いと税務庁により大きい税金となり社会一般を潤します。そこで最後に残った純利益の一部が配当金として株主に与えられます。

 

stakeholdersとshareholdersと比較すると

stakeholdersを語るのは上記のことだけではなく、会社の持ち主たるshareholdersと比較した議論の対象になっています。

会社の売買ができるのはshareholdersだけです。最重要な決定は取締役ではなく株主が行いますし、取締役のhire and fire (雇入れと解雇)が即座にもできるのは株主だけです。しかしながら、株主以外にも重要な存在がstakeholdersであるという議論もあります。

以下は、stakeholdersの一部がshareholdersより上になっている例です。

米国の優良企業のAlibabaのCEO (Chief Executive Officer/ 最高執行役員) であるJack Maは、会社の重要度は以下の順だと言います。

  1. Customers
  2. Employees
  3. Investors

なんと、日本的です。

stakeholdersが大事でもInvestorsが最初にくるのが世界の常識ですが、このような経営者も居るのでshareholders対stakeholdersが議論の対象になります。

Secondary Stakeholdersとは?

直接、会社の損益とその恩恵などとは関係が無いstakeholersも居ます。

会社の在り方に影響を与える人々や団体です。会社の活動に制限を与えるようなかなり大きな力にもなります。

  • 労働組合ー labour union
  • 規制庁ー regulatory bodies
  • 消費者/環境保全団体ー consumer/environmental groups
  • 社用物件提供者ー business premises owners

いかがでしたか?

Stakeholdersについて、ご理解いただけたでしょうか?

引き続き、次回もお楽しみに!

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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。