【基礎から学ぶビジネス英語】6月といえば「株主総会」

【ビジネス英語】6月といえば「株主総会」

みなさん、こんにちは!

6月の「ビジネス英語」のテーマは、「株主総会」です。6月は実は「株主総会」の季節なのです。

日本の多くの上場企業では3月決算が多く、株主たちが持つ議決権や配当を受け取る権利などを行使できる時期は会社法で3ヶ月以内と決められています。また欧米の企業でも年度末が12月末が多く、年次株主総会は、5ヶ月後または6ヶ月後とされています。

そのため日本でも欧米でも6月は株主総会の季節です。

※さて、前回の記事ですが「【基礎から学ぶビジネス英語】休日と休暇、英語での違いわかりますか?」を読んでいなければここをクリック!

 株主総会に関わる用語や表現

  • 年次株主総会:an annual general meeting
  • 株主総会:a general meeting of shareholders/stockholders

これらの総会では、企業の財務状況や業績、役員の選出など、企業の重要な決定事項が議論・決定されます。また、株主はこの機会に経営陣に対して質問を行うこともできます。

[文例]

One of the general meeting of shareholders’ roles is to hire and fire the company executives.「株主総会の役割のひとつとして、執行役員の指名と解雇があります。」

  • 取締役会:a board meeting

これは、株主総会ではなく、株主の代表たる外部取締役と執行役たる内部取締役の会議です。一般的には年に4回行われるパターンが多いです。

 

株主総会に出席する人々

 

株主:shareholders [英国英語], stockholders [米国英語]

会社の所有者です。上場企業であれば、個人でも法人でも株式を買うことで株主になることができます。法の範囲において絶対的な経営権を具備し、会社の役員の選出、罷免ができます。持つ株式の割合で権限が変わって来ます。50%超えの株式取得をしていれば、完全な会社の支配権を持ちます。

これが法人であれば、「親会社(a parent company/ a holding company)」となります。そのため、会社の合併・買収(mergers and acquisitions (Ms & As))は株式の50%超えを得ることで完了します。

外部取締役:an outside director (a non-executive board member/ an independent director)

会社の最高経営権限を持つshareholdersが雇う株主の代表者です。日常の経営には参画せず、方針の採択(policy making)と執行役員および会社の業績評価とこれに基づく大きな経営目標と戦略を執行役員に示します。株主から見て自由で客観的な会社経営への意見を述べることが期待されます。

内部取締役:an inside director

会社全体の経営を直に行います。よって執行役としてexecutives (特に上席執行役員:a top executive/a senior executiveと言います)と呼ばれます。

以下が内部取締役の例です:

  • 最高経営責任者:Chief Executive Officer (CEO)
  • 最高財務責任者:Chief Financial Officer (CFO)
  • 最高業務責任者: Chief Operating Officer (COO)

株主総会には、CEOの出席は必須です。準じてCFOが出席するのがほとんどです。COOおよび(または)業種・業態にもよりますが、最高技術責任者:Chief Technology Officer (CTO)/ 最高マーケティング責任者:Chief Marketing Officer (CMO)/ 最高IT責任者:Chief Information Officer (CIO) などが出席する可能性もあります。

※ 外部取締役と内部取締役は、株主総会に加えて、board members「取締役会メンバー」となり、a board meeting「取締役会」を年4回ほど行います。

監査役: an auditor

会社の株主への業績報告書たる年次財務報告書:an annual financial statementが正確で間違いや粉飾などが無いかを精査して完全なるものとして発信できるようにするのが役割です。

株主総会への主席は必須ではありませんが、出席が要求されることも少なくはありません。一方、an annual financial statementが発表される時期の取締役会には出席します。

 

今回は以上です。

上記の用語や表現を覚えて、説明を読むだけでも株主総会の意義とイメージを大きく掴んでいただけるかと思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。