みなさん、こんにちは
今回は、ビジネス英語表現について、用語の使い分けを学びましょう。
ビジネス英語表現ー①場所と組織
日本語では、「会社に着く/会社で働く。」「(建物の環境が/働いている人たちが)良い事務所だ」「工場に居る/工場の生産性は・・・」の様に「場所」と「組織」はおよそ同じ言葉で通じます。
しかしながら、英語では、ほとんどが違います。
「会社(場所)に着いた。」の場合は、目的地は場所であり、建物や部屋の名称を使います。なので、例えば、同じく和訳で会社となるcompanyは使用できません。
場所(建物や部屋):I arrived at the office/facility/laboratory/plant/factory/workplace/restaurant/shop/store/centre (英国綴り)- center (米国綴り)/hospital/clinic/clinic/school/college/university
「会社(組織)で働く。」の場合、場所ではなく、実際に属しているところの組織や事業名が入ります。
組織/事業体:I work for the company/firm/enterprise/body/secretariat/association/conglomerate/trade union (英国英語)- labor union (米国英語)/section/department/division/faculty
例外:(大規模な)組織:A medical/governental/educational/financial institution;
場所:A penal institution (牢屋/(犯罪関連の)更生施設)/mental institution (精神薄弱施設)
ビジネス英語表現ー②似ている様で違う用語
本社とは?
The headquarters ー 定義:本社「会社の4分の1位の規模になる本社を表現したもの。大企業/多国籍企業/複合組織/大チェーン店本部などにふさわしいです。その本社には、経営/法務/財務/研究本部/マーケティング・営業統括部門/人事/戦略企画部門/情報システム部門などが含まれます。」
The head office ー 定義:本社「上記を含め、どの様な本社にも使えます。」
管理者の英語表現
Supervisor ー 管理者ですが、経営陣 (the management) が採択した経営方針や経営企画に基づいて、グループやチームの日常的な業務を進めるためにその所属員の指揮をとる役職です。
Foreman ー 現場管理者で、現場の経験が深く、チームを率います。建設・工場・炭鉱など体を使う仕事のイメージです。
Manager ー 本格的な管理者です。組織の目標を達成するために、計画をたて、組織を活性化し、人員を指揮し、様々な組織の機能を効率化させ生産性を上げ、付加価値を生み出す使命を持つ役職です。
Managerの種類
一言でマネージャーといっても、様々な角度からManagerは違った呼び方があります。*会社や組織ごとに呼び方は違いますし、法人関連の公文書に登記された役員などは法的に呼び方が決められている場合もあります。
地位を示す役職:A top manager [CEO (Chief Executive Officer 最高経営者)/ CFO (Chief Financial Officer 最高財務責任者)/ COO (Chief Operational Officer 最高業務赤ん社)/ the president (社長)/ the chairman (会長)/ vice president (副社長) an executive director (執行役員)など]/ A middle manager [a general manager (本部長) senior manager (上席責任者)]
組織の管理者:A branch manager (支店長)/ plant manager (工場長)/area manager (地区担当部長)/ department manager (部門長)
業務の管理者:A human resources manager (人事部長)/ financial manager (財務部長)/ sales manager (営業部長)/ Legal manager (法務部長)/ R&D manager (a research and development manager 研究開発部長)
特別事業の管理者:A project manager/joint venture manager
外部役員の種類
株主の代表としての指揮者:An outside director – 株式会社の持ち主たる株主を代表する最高権限があるのが外部役員です。上記のtop managersの任命/解任をする大権を持ち、最高位の意思決定をします。an executive/an executive directorという「執行役員」は、執行、つまり、目標を達成するための実行を指揮してその責任を持つのに対して、an outside directorは執行はせずに、方針や目標設定をして、執行役員の評価をします。
いかがでしたか?
今回ご紹介したものは基本的なものですが、役職名などは組織によって違いがありますので、まずは、自分の会社のシステムから覚えていくといいかと思います。
2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。
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