【使えるビジネス英語】Communicating Data – 続・ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎

【使えるビジネス英語】Communicating Data - ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎

フルーツフルイングリッシュ講師のShinです。

前回は、統計や分析の基礎の基礎として、前回のグラフなどの視覚で理解する「データのコミニュケーション」を学びました。

※前回の記事「」【使えるビジネス英語】Communicating Data – ビジネス情報を話し、書くのための統計の基礎の基礎」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!

 

では今回は、「データの基礎的分析」を学んでいきましょう。

 

英語でデータ・コミュニケーション〜基礎的分析

 

出井田 衣夜代さんは、データ分析の基本用語を今日中に覚えることとしました。前回同様で井伊 一徳(いい・いっとく)さんに説明をお願いしました。

 

衣夜代:「データの分析は、とても難しいですよね。Σシグマを見ただけでも頭が痛くなりそう。」

一徳:「データ分析の基礎は、そんなに難しいことではないですよ。まず、このデータを見てください。ある八百屋で午前10時に一人のお客様に売れたリンゴの数です。

2, 3, 5, 6, 2, 8, 2  ← 各一人のお客様が購入したリンゴの個数

Mean = 28/7 = 4 apples  「Meanは、arithmetic average、つまり「平均値」を意味します。
Median    2, 2, 2, 3, 5, 6, 8  「Medianは、「中央値」で、小さい数字から大きい数字までを並べ、その真ん中の数値がそれです。「3」ですね。
Mode = 2 「Modeは、「最頻値」で、最も頻繁に起こる数値です。」

衣夜代:「今のところ、ついていけてます。」

 

Distributionを考える

一徳:「もう少し頑張りましょう。Distributionを考えましょう。」

Lower quartile 25% of the distribution falls below this value 「つまり、これは下から4分の1にあたる数値ですね。」
Upper quartile    25% of the distribution falls below this value  「これも同様に上から4分の1にあたる数値です。」

1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15 ←「ここでは、4がthe lower quartileで、12がthe upper quartileですね。それでは、8は何という数値ですか。」

衣夜代:「えー、わからない。」

一徳:「先にやりましたよね。」

衣夜代:「そうか、medianではないの。」

一徳:「はい、ご正解。さて、統計でrangeと言えば、何でしょうか。」

 

統計でrangeとは?

衣夜代:「範囲ってこと?」

一徳:「2, 3, 5, 6, 2, 8, 2 のさっきやった例です、Maximum = 8 applesですね。Minimum = 2 applesなので、Range = 8 – 2 = 6 applesです。

rangeの統計上の意味は、maximum valueとminimum valueの差です。日本語では、レンジというカタカナを使う場合が多いようです。

distribution「分布」に関しては、まだまだ高度な分析がありますが、今日はここで終わりにします。

ここで出てきたた用語はよく覚えておいてくださいね。」

衣夜代:「ありがとうございました。averageは知っていてもmeanが知らなかったとか意外と知らないことでした。」

 

 

 

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2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。