“Recommended Art of Office Chitchat”
こんにちは。講師のShinichiです。
会議、プレゼンテーション、面接、お客様対応。こういったことは、ビジネス英語を学ぶ限り、もちろん押さえたいです。
しかし、休憩や仕事の後、職場での普段のちょっとした会話で上司や部下、同僚と話す時は何かこつがあるでしょうか。家族や友人との日常会話と同じで良いでしょうか。
職場では、自分の印象づくりも大事ですし、支援者や評価をしてくれる人も欲しいです。職場環境や普段困っていることなどの情報交換も必要ですよね。
前回と同様、今回もそんなBusiness Small Talkとしてビジネス上のちょっとした話し方や話題について考えてみましょう。
※前回の記事 「【ビジネス英会話】自信を伝え、信頼を得るための表現〜その2 Business Small Talk (1)」はこちらからどうぞ!
Business Small Talkの挨拶、話の切り出し、話のコツについて
さて、まずここで架空人物を5人作ります。Sala, Beth, Iain, Michael and Kenjiの五人の同僚です。
さあ、これからBusiness Small Talkが始まりますよ。
Iain: Hey! How are you doing, guys?
(Heyの話しかけ方は、informalですが、Business Small Talkでは、普通に使います。a/the guyと言えば「男性」です。確かに一人の話し相手の女性を指すと不自然です。確かにこの場には、sala & Bethという二人の女性がいます。とは言っても、男女混合のグループの場合、全員を指してguysというinformal表現を使うのは構いません。)
Beth: “Good! Are you OK, Sala?”
Sala: “I’m surviving. What’s up, Kenji?”
(I’m surviving. これは、「何か事件や事故にあっても何とか生き延びている」と解釈しない読者の方は英語センスがあります。実際には、「まあ、何とかやってるよ」というような意味で使われます。ちょっとしたユニークな言い方です。実際に使ってみてはどうでしょうか。しかし相手に対して唐突に、Are you surviving?は職場では止めてくださいね。軽い挨拶の中でこれは相手に良い印象を与えません。)
Kenji: “I’m fine, thank you. How do you do, Michael?”
(ここで唯一ネイティブスピーカーではないKenjiです。しかし、彼の使う文法上と言っている内容には何の問題もありません。しかし、後半のHow do you do? は、Super Old Fashion(超時代遅れ)です。Iainが言った様に、How are you doing? または How are you?/ How’ve you been doing? (= How have you been doing?:英国的表現) を使いましょう。)
さあ、ここからちょっとしたOffice Chitchat(職場のちょっとしたお喋り)が始まります。
Iain: “Today, your new suits look great, and they absolutely suit you, Sala. Did you buy it yourself?”
(Iainがsalaの新しいスーツがとても良くて凄く似合っていると言っています。Sexual Harrasmentになりかねない顔立ちや体つきの様なpersonal questionではなく、服のこととそれが似合うという無難な線の話です。)
Sala: “Thanks. I’m complimented. In fact, my boyfriend gave it to me.”
(「ありがとう。褒められちゃった。実は、彼がくれたものなの。」褒めることは、職場に限らず人間関係を良くする大きな方法です。特に英語が飛び交う中では、大袈裟でも小さなことでも歓迎されるのが普通です。)
Kenji: “Did you watch the movie “Big Baby Returns,” Beth?”
Beth: “No, but I would like to watch that.”
Kenji: “Where are you going to watch that?”
Beth: “Near my home. There is a big cinema.”
Kenji: “I know that cinema group. Is it cheap to buy a ticket?”
(Kenjiの Closed-end questionsが多すぎます。Bethが答えるとすかさず次の質問がくるので、Bethの考えていること、思っていることを引き出せません。聞いている他の三人も適当に聞き流しているでしょう。Open questionsを使いましょう。同じOpen questionsでも、when/where/whoより、what/why/howなどを使うと、自由な答えが返ってくるはずです。)
今回は以上ですが、次回は、Business Small Talkの「話のコツ」をもう少しと「話の終え方」について語ります。
楽しみにしていてください。
講師Shinichi
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友人から会社の上司など送る相手に合わせたメールスタイルが5種類、さらに丁寧度を6段階に分けて英文メールの書き方を学べます。 基本的な英文メールのルールを網羅しながらも、実際ネイティブがビジネスやプライベートでどのようなメールを書いているかという観点でEメールの書き方を指導します。
2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。
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