こんにちは。講師のShinichiです。
会議、プレゼンテーション、面接、お客様対応。こういったことは、ビジネス英語を学ぶ限り、もちろん押さえたいです。
しかし、休憩や仕事の後、職場での普段のちょっとした会話で上司や部下、同僚と話す時は何かこつがあるでしょうか。家族や友人との日常会話と同じで良いでしょうか。
職場では、自分の印象づくりも大事ですし、支援者や評価をしてくれる人も欲しいです。職場環境や普段困っていることなどの情報交換も必要ですよね。
今回は、そんなBusiness Small Talkとしてビジネス上のちょっとした話し方や話題について考えてみましょう。
職場におけるBusiness Small Talkとは?
会議の前の短い間、成功の後のちょっとした対話、疲れてコーヒーなど飲んでいる時の話など色々な場面でBusiness Small Talkがあります。
日本ではそのような時間に仕事の話をする人が多いですが、それって仕事自体ではないですか・・・。
私は以前、あるNew Yorkerのエリート女性からアメリカ合衆国の仕事の仕方を聞きました。
“Japanese workers always concentrate on entering something on a computer, not talking very much. But, we always talk, talk and talk. That’s our way of doing a job.”
「日本人は、あまり話をしないでコンピューターに何かを入力するのに集中していますよね。でも私たちは、話して、話して、そして話すの。それが仕事をするっていうことなの。」
そう、私もアメリカ人ばかりに囲まれて仕事をしていた経験がありますが、その通りで、たまに仕事の話の最中にジョークや小話が出ることはあっても、休憩や仕事の後には、明日の予定の再確認程度以外は別として、一切仕事の話はしません。
それは仕事自体だからです。「仕事で最も大事なことが仕事の話をすること」だからです。仕事の話は真剣です。そのようなものを軽く話してしまうこと自体が無責任となります。そして、休憩や仕事の後のに仕事の話は仕事で最も大事な要素のため、休憩にはならないからです。
Business Small Talkに最適な話題とは?
さて、Small Talkの話題ですが、最初に話を始める時やお客様やあまり話を交わさない人と会話を始める時は、天気の話が良いでしょう。英国人は特にこの話の頻度が多くて有名です。また、週末の話も良いでしょう。
例えば:
“How was your weekend?” 「週末はどうでしたか。」
“What are ya gonna do this weekend?”「今週何かをする予定はありますか。」
他には、スポーツの話だと、世界的にはサッカー(イギリス英語:football)が多いでしょう。ハリウッド映画の話も多いです。また一般に、旅行や職場に近い飲食店の話などは無難です。
Business Small Talkで避けるべき話題とは?
では、避けるべき話題とはどんなものでしょうか?
ビジネスの環境に限らず「政治」「宗教」の話は、かなり打ち解けていない相手以外には避けるべきです。土壺にはまります。
私の体験から話しましょう。政治的な話だったかもしれません。昔、香港からきたIQが145という天才に近い(一般的に150以上が天才と言われます)青年に初めてあった時の話です。
“Oh, you are Japanese! Japanese people killed a lot of Chinese a half-century ago in China. Is that right?”
いくら頭が良くても飛び級で17歳で英国の大学に来た彼。精神状態は未だ子供です。いきなりそのようなことを聞かれても言葉に詰まってしまいました。
次の避けるべき話題は、「個人的な話題」です。特にビジネス環境ではいけないのがこれです。
例として、以下の質問(Personal questions)は避けるべきです。
“Do you have a family?”/ How old are you?/ Are you single or married? /Why don’t you get married?/ etc.
日本では、年齢、独身か既婚か、話し相手の見栄えなどは良くある質問です(最近は抑える傾向もでてきましたが)。それがあると、若く見えるとか、綺麗だね、なぜ結婚しないの、信じられないなど、突っ込みの話も続きます。英語を話す国ではこれらは✖︎いけません。
面接や商品を勧めるなどでどうしても聞く必要があるときには以下のように言います。
“I’m sorry. It’s a personal question, but I’d like to ask you about … because … ”
いかがでしたか?
今回は、Business Small Talkの話題について語りました。
来月はBusiness Small Talk (2)として、「話し方」〜 話し始める時、自然な言い方などについて語っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
ビジネスメールだけで3段階!
あらゆるシチュエーションに対応したメールスタイルを学ぶ!
K.Motoko先生のTHE FIVE STYLES
友人から会社の上司など送る相手に合わせたメールスタイルが5種類、さらに丁寧度を6段階に分けて英文メールの書き方を学べます。 基本的な英文メールのルールを網羅しながらも、実際ネイティブがビジネスやプライベートでどのようなメールを書いているかという観点でEメールの書き方を指導します。
2004-2006年に米国資産評価会社ニューヨーク本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする