こんにちは、さゆりです。
最近、担当するFEビジネス講座で冠詞についての教材を作ることがありました。
その際に色々調べていたのですが、固有名詞に付く冠詞について目から鱗が落ちるような解説に出会いました。固有名詞に付く冠詞は例外が多いので、『迷った場合はさっさとグーグルする』を信条にしていたのですが、非常に納得がいく解説に初めて出会ったのです。
本当に何歳になっても毎日何か発見があるものですね!
それは以下のようなものです。
これで間違えない!固有名詞に付く冠詞の覚え方ポイント
ー 区域(範囲)が不明確な固有名詞(山脈、河川、運河、海洋(海)・砂漠、諸島、半島、海峡)などは the を必要とする
( the Philippine Islands, the Hudson River, the Sahara Desert, etc.)
これでアルプス山脈にはついても区域が明確な富士山に冠詞が付かないわけがわかりました。
ー 区域(範囲)が明確な固有名詞 (駅名、城、空港、公園)はthe を必要としない
湖、島、岬、広場なども一般に区域が明確なので、 the はつかない
(Central Park, Nagoya Station, Lake Biwa, Miura Peninsula, etc.)
これにはなるほど!と思いました。
また、大学(国公立、州立)、新聞、雑誌、官庁 等は通常定冠詞the を必要とするものですが、
(The New York Times, the Ministry of Foreign affairs, The Times, etc.)
地名・人名が頭にあると無冠詞になる傾向があります。
the University of Tokyo vs Tokyo University, Kyoto University 、
Stanford University (StanfordはStanfordさん)
固有名詞に付く冠詞、こんな例外もあります!
ただ、人為的に名付けられる固有名詞は、上のような一般的なルールがあっても、名付けた人がTheをつけると言えば付いてしまいます。例えば有名財団で、
ロックフェラー財団というのがありますが、ロックフェラーが人名にも関わらずこれは英語では、
The Rockefeller Foundation
と呼ばれます。名付けた人が決めたのではなく、ロックフェラーが個人名というより家名だから定冠詞が付くという考え方もできますが。
いかがでしたか?
是非、今回ご紹介した解説を覚えて冠詞を迷わず使えるようになってくださいね。もちろん例外もあるので、不安な場合はグーグルでチェックしましょう!
現在、オーストラリアのメルボルンに在住です。
日本を1991年に離れ、オーストリア、アメリカなどに居を構えました。20年近く、外資系金融機関で、リサーチ、営業に携わってきたので、専門は、金融/経済/会計ですが、現在は幅広く翻訳の仕事をしています。
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