みなさん、こんにちは!
今回は英検2級以上でよく出題される単語や表現について、特に「経済・金融」分野に注目してご紹介していきます。
語彙問題はもちろん、長文問題やリスニング問題でもきっと役に立つはずです。
経済・金融に関する英語表現10選
まずは10個の英語表現について、意味がわかるかどうかチェックしてみましょう。
難易度には幅を持たせてありますが、いずれも経済・金融に関するキーワードです。
①bankrupt
②deficit
③shareholder
④entrepreneur
⑤recession
⑥bond
⑦subsidy
⑧restructuring
⑨unemployment rate
⑩Great Depression
経済・金融に関する英語表現10選 解説・例文
お疲れ様でした。
ここからは、例文とあわせて確認してみましょう。
①bankruptは主に形容詞として使用され、「倒産」や「破産」の状態を意味する単語です。発音のイメージは「バンクラプト」です。「倒産する」は「go bankrupt」と表現できます。
②deficitは「赤字」や「ものや数字の不足」を表す名詞です。発音のイメージは「デフィシット」になります。
例)It is said that ABC Corporation is about to go bankrupt due to years of financial deficit.
(ABC株式会社は、長年の赤字によって破産しそうだと言われています。)
③shareholderは「株主」を意味する名詞で「シェアホルダー」と発音します。同義語としては「stockholder」があります。
④entrepreneurは「企業家」や「実業家」の意味があります。最近では「アントレプレナー」として、日本語としても認知度を高めつつあります。
特に、独創的・革新的な企業家を指して用いられることが多い表現です。
例)Its shareholders appreciate the entrepreneur’s abilities and continue to hold on to their shares.
(株主たちは、その企業家の能力を高く評価して、株式を保有し続けています。)
⑤recessionは「景気後退」や「不景気」を意味する名詞で、「リセッション」と発音されます。
⑥bondは、一般的には「縛るもの」や「束縛」といった意味がありますが、金融分野では「債券」や「社債」の意味がある単語です。
発音としては「バンド」に近くなります。
例)During a recession, investors tend to increase their investments in bonds.
(景気後退局面では、債券への投資が増加する傾向があります。)
⑦subsidyは「補助金」や「助成金」という意味の名詞です。発音のイメージとしては「サブシディ」になります。
⑧restructuringの発音は「リストラクチャリング」で、日本語の「リストラ」の語源でもあります。英語本来の意味としては「再編」や「再構築」、「構造改革」などが挙げられます。社員の解雇を連想させやすい日本語の「リストラ」とは、異なる意味・イメージも持った英単語です。
例)The firm took advantage of government subsidies to implement the restructuring.
(その会社は、政府の助成金を活用して構造改革を行いました。)
⑨unemployment rateは「失業率」を指します。発音は「アンエンプロイメントレイト」となります。
⑩Great Depressionは「グレイトデプレッション」と発音され「大恐慌」を意味し、特に1929年の世界的株安をきっかけとする「世界恐慌」を意味する用語として用いられます。「depression」だけで使用すれば、一般的な「不景気」や「不況」を表現することが可能です。
例)The Great Depression led to a rise in the unemployment rate worldwide.
(世界恐慌により、世界各国で失業率が上昇しました。)
今回は英検対策に役立つ経済・金融分野の英語表現を紹介しました。
大学で法律を学び、卒業後は会社員として勤務。経理・総務・内部監査などを経験。英語の必要性を感じ、数年前から独学で勉強中。
TOEIC950越え、翻訳検定2級を有する他、宅建・海事代理士・FPなども持つ資格試験好き。現在は通訳案内士試験に挑戦中。
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