皆さん、こんにちは。
この記事は「英検準1級ライティングパートの本文 理由の書き方」の続きとなります。
今回は、ライティングパート結論部分の書き方と、ライティングパート全体の見直し方法について考えてみます。
英検準1級ライティングパート 結論の構成と文字数
英検準1級ライティングの結論部分は、ライティングの最終パラグラフとなることが一般的です。
結論では、ご自分が書いてきた英文を丁寧にまとめることが大切です。無理に新たな情報を書く必要はありません。
結論部分は、英文の分量としては少なめになります。基本的には、1~2文程度で10文字~30文字程度書くことができれば十分です。
単語数によっては調整を行い、英文全体の構成を整えたいところです。導入と本文の単語数が少なければ結論を長めに書く、反対に単語数が多いようなら結論を短めにすると良いでしょう。
シンプルかつわかりやすく書き、綺麗に文章を締めくくることが、結論部分の最も重要な役割です。
英検準1級ライティングパート 結論の具体的な書き方
まずは「In conclusion,」とし、これから結論について記述することを明らかにしておきましょう。
そのあとには、続けて結論を書きます。トピックに対する賛否をわかりやすく明確に記述します。
賛成であれば「I think~」、反対であれば「I don’t think~」を使用するのが最もシンプルです。
2021年第2回の英検準1級試験で出題された「Is it beneficial for workers to change jobs often?(頻繁な転職は労働者にとって有益か?)」というトピックを例にすると、
賛成であれば
I think that it is beneficial for workers to change jobs often.
反対であれば
I don’t think that it is beneficial for workers to change jobs often.
と書くことができます。
反対については
I think that it is not beneficial for workers to change jobs often.
とすることもできます。
書くべき内容は、賛成・肯定あるいは反対・否定のどちらかとなります。
時間が足りない時など、文章が誤って逆の立場の意味にならないように気をつけましょう。
本文と結論が一致していないと、文章全体がちぐはぐな印象になってしまいます。結論は必ず正しく書きましょう。
以下は具体的な構成例です。
(必須) ①:In conclusion,
(省略可)②:for these/two reasons I mentioned above,
(必須) ③:I think/I don’t think~.
基本的には①と③を使った1文でまとめてしまって問題ありません。
英文全体の単語数が足りない場合には②を採用することも検討できます。
②のあとにさらにご自分が書いた理由の要点をつなげて書くことも可能で、単語数がどうしても足りない場合におすすめです。
以上のように結論部分を書けば、英検準1級のライティングパートはひとまず完成です。
英検準1級ライティングパート 見直しについて
英文を書き終えたら最後に見直しを行いましょう。
見直しとは、ご自分が書いた英文の単語や文法などのミスなどを発見して修正することです。
見直しをすることでご自分の英文の完成度を高め、より高得点を狙うことができます。
「本当に時間が無い」などのケースを除き、見直しは行った方が良いでしょう。
ご自分の書いた英文を最初から読んでみてください。
この際、英文の内容はもちろんですがスペルや文法にも注目するよう意識してみましょう。
もしミスを発見した場合には、正しい内容に修正しておきましょう。
単語のスペルに自信がない場合は、簡単な単語に言い換えるなどの工夫も時には必要です。
文法では、時制の一致や主述の一致、冠詞などが注意したいポイントとなります。
まとめ
ライティングパートの結論では、ご自分の文章全体を簡潔にまとめることが大切です。
最後まで気を抜かずにしっかりと書き切りましょう。
書き終わった後は見直しを行うことも重要です。少しでもケアレスミスを減らして、より高得点を目指しましょう。
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英検準1級合格のために、英語の勉強方法から試験当日までの勉強方法、さらには各パートの攻略方法と、全パートの練習問題付き! 英検1級合格15回以上、TOEIC990点のJun先生の合格ノウハウが詰まってます!
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TOEIC950越え、翻訳検定2級を有する他、宅建・海事代理士・FPなども持つ資格試験好き。現在は通訳案内士試験に挑戦中。
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