みなさん、こんにちは!
この記事は「英検準1級ライティングパートの本文 理由の考え方」の続きとなります。
今回はライティングパートの主役である、理由の書き方について考えてみます。
英検準1級ライティングパート 本文の構成と文字数
英検準1級ライティングパートの本文は、ご自分の主張をサポートする2つの理由によって構成されます。
実際の文字数として70~110文字程度が必要となります。理由1つにつき2~4文が求められ、全体としては4~8文といった構成が目安です。本文パラグラフは、内容的にも分量的にもライティングパートの中心となります。
実際の英作文にとりかかる前に、ご自分の考えや書くべき内容を検討することが重要であるという点は、前回お話ししたとおりです。
しかし、試験本番で英文そのものをゼロから考えるのは得策ではありません。
導入パラグラフと同様、本文パラグラフの書き方にも一定のパターンがありますので、今回はそれを見ていきましょう!
英検準1級ライティングパート 定型パターンと具体的な書き方
まず書くべきことは「Firstly,」「First of all,」などです。
これにより、これから第1の理由について述べるということを明らかにします。そのあとに、実際の理由をわかりやすく続けましょう。各理由を構成する英文の中でも、この1文目が最も重要です。ここで理由を明確にしておきましょう。
理由の1文目が書けたら、2文目以降はその詳細や具体例など、読み手を納得させる補足を続けていくことになります。具体例を書く際には「For example,」「For instance,」などを使用します。
1つ目の理由を書き終えたら、次は2つ目の理由を記述します。この際、段落内で改行をした方が、見やすくわかりやすい印象を与える英文になります。「Secondly,」からスタートするのが最もシンプルです。さきほどと同様、1文目で理由をはっきりと述べ、詳細や具体例などを続けていきましょう。
具体的な本文の構成を見てみましょう。2つの理由をそれぞれ①②としてみます。
- 1文目:Firstly, (理由①).
- 2文目:For example, (①の具体例).
- 3文目:(①の補足など). 【改行して理由②へ】
- 4文目:Secondly, (理由②).
- 5文目:For instance, (②の具体例).
- 6文目:(②の補足など). 【改行して結論へ】
あくまでも一例となります。
具体例や補足などは、前後したり追加したりしても構いませんし、つなぎの表現も適切なものが利用できていれば問題ありません。
英作文が苦手な方も、以上のような構成を意識し、最低限70~80文字程度書くことができれば、あとは内容やリーディング・リスニングの結果次第で十分に合格点を狙えます。
英検準1級ライティングパート 便利な表現
理由を書く際の「Firstly」や「Secondly」については、「The first/second reason is that」と書く方法もあります。あまり書くことが思い浮かばず、文字数が足りないおそれがある際の保険として利用できます。
具体例を名詞として挙げたいときには「such as」を使いましょう。複数の具体例を挙げることもできる他、「and so on(~など)」ともつなげることができ便利です。
前文と似た内容を追記したい時は、「also」の他「besides」でも表現できます。「in addition,」は文の形で、「in addition to」は名詞で追記することが可能です。
前文までとは逆の内容を書きたい際には、「but」だけでなく「However,」も併用しましょう。また、比較して「一方で」などとしたい場合は、「On the other hand,」がおすすめです。
まとめ
ライティングパートの本文は、ライティング全体の得点に大きく影響します。限られた時間で理由を考え、英文にするという難しさはありますが、一方で暗記自体はそれほど多くなく、練習によって対策がしやすい分野でもあります。
まずは定型パターンを理解し、それらを応用しながら、ご自分が書きやすい方法を見つけていきましょう。
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大学で法律を学び、卒業後は会社員として勤務。経理・総務・内部監査などを経験。英語の必要性を感じ、数年前から独学で勉強中。
TOEIC950越え、翻訳検定2級を有する他、宅建・海事代理士・FPなども持つ資格試験好き。現在は通訳案内士試験に挑戦中。
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