【和製英語に注意!】「フレンチドア」「ラフランス」の衝撃の事実!

【和製英語に注意!】「フレンチドア」「ラフランス」の衝撃の事実!

こんにちは!
フランス在住の講師のRinaです。

日本語で使われている言葉の中に、
「フレンチ」「フランス」
が付くものがいくつかありますよね。

あるいは、カタカナなので英語だと思われているけど、実はフランス語だったりするものもたくさんあります。

今日は教えるとみんながビックリするものをいくつか紹介します。

 

和製英語 1. フレンチドア


日本では最近「フレンチドア」の冷蔵庫が流行ってきているそうですね。
日本の皆さんは、フレンチドア=観音開きと理解していると思います。
英語でも観音開きはFrench doorだと思っていませんか?
違います!
日本でいう「フレンチドアの冷蔵庫」は、

side-by-side fridge
double-door fridge

などといいます。

では、フランス語ではなんていうでしょうか?

実は、
frigo americaine
refrigerateur americaine
といいます!

そう、「アメリカ式冷蔵庫」なんです。
おそらく、アメリカでは多くこのタイプの冷蔵庫が使われているからでしょう。
調べたところ、このタイプの冷蔵庫を最初に作ったのがフランス人なんだそうです。
そのために、「フレンチドア」というそうです。
なんて紛らわしい!

 

和製英語 2.「ラフランス」

日本語で「ラフランス」といえば「洋ナシ」ですよね。

でも、これは洋ナシ一般をさす言葉ではなく、フランス産のナシの品種の名前なんです。フランスでナシは、le poireといいます。
さらに「ラフランス」は日本語での名前で、フランスはこの品種を「Claude Blanchet」といいます。この品種を作った人の名前です。
他の英語圏でもこの名前が使われているようです。

フランス語でla Franceといえば、国を指してしまうので、注意!

 

和製英語 3. 「アベック」

アベックといえば「死語!」と聞こえてきそうです。

アベックは英語でも和製英語でもなく、フランス語だって、知っていましたか?

日本語では「恋人や、男女の二人連れを指す言葉」でしたが、「カップル」という言葉がポピュラーになり死語になってしまいました。
でもフランスでは、avecは、withに当たります。なので、毎日何十回も使う単語です。

フランス語を学習し始めたころ、日本語のアベックの印象が強すぎて、avecという単語を使うのがちょっと恥ずかしかったのを覚えています。

フランスのマルシェでなにかを買ったりレストランで何かを注文すると、ほぼ必ず”Et avec ceci?”と聞かれます。
これは、「これと一緒に(何か他のものを頼みますか)?」という意味です。

コーヒーを注文すると、sans sucre ou avec?
なんていうふうにも聞かれますよ。
(sans = without)

 

そうそう、私の出身の秋田では、「アベックトースト」というご当地菓子パンがあります。

これはただの食パン2枚に、いちごジャム、マーガリンが半々で塗られていて、トーストという名前のくせに焼かれていません。
でも秋田では絶大な知名度を誇る菓子パンです。
なので、秋田県民にとって、アベックはまだまだ死語ではありません。(笑)
これを読んでくれた皆さんにとってのアベックの印象がよくなると嬉しいです。

ほかにも紹介したい言葉はまだまだあるので、また次回にしますね!

See you!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。 座右の銘は"If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it."