みなさん、こんにちは!Rinaです。
日本語には色々な外来語がありますが、英語でも同様にたくさんの外国語が使われてます。
日々フランス語を勉強していると、英語として使われているフランス語が多いことに驚かされます。
フランス語が由来で英語に変わっていったものもあれば、フランス語の表現がそのまま使われている例も少なくありません。
英語ネイティブはフランス語を一切勉強したことがなくても、すでに15,000語ほどのフランス語の単語を知っているとか・・・うらやましい限りです。
今日は皆さんが知っているフランス語源の英語を紹介します!
世界史の授業で学ぶ11世紀の「ノルマン征服(Norman Conquest)」という出来事を覚えていますか?
イギリスがノルマン軍によって征服されたことから、ノルマン人の言語のフランス語が英語圏にたくさん持ち込まれたそうです。
彼らは「支配者」としてイギリスにやってきたので、特に政治、法律、芸術、美食の分野にフランス語源の言葉が多くあります。
例えば、動物を示す言葉と、その食肉用の肉を示す言葉は英語では異なっていますよね。
pig (豚) → pork (豚肉)
cow (牛) → beef (牛肉)
sheep (羊) → mutton (羊肉)
これは「動物を調理した人」と「その肉を食べた人」が違う言葉でその動物を呼んでいたという歴史に由来するんだそうです。
当時、動物を育てたり調理したのは、支配されたイングランドのアングロサクソン人。
その肉を食べたのは支配層のフランスのノルマン人で、それぞれの言葉が動物の名前、肉の名前として定着していったんだとか。なるほど~ですね!
食の分野で使われているフランス語由来の英語は、日本語でもなじみ多いものばかりです。
menu メニュー
aperitif(食前酒)
hors d’œuvreオードヴル(直訳は「作品の外」で、フルコースの献立外の料理の意味)
entrée 前菜
dessert デザート
café コーヒー
restaurant レストラン
などなど。
restrauantは、restore(回復する)から派生していますが、chef(シェフ、料理人)が作る美味しい食事で、元気を取り戻す場所という意味でこう呼ばれるようになったそう。
英語の中のフランス語は、数え切れないほどたくさんあります。
みなさんにも知らないうちに使っていた「英語の中のフランス語」が意外と多くあるはずです。
フランス語以外のラテン語由来の言語からも、多くの単語が英語として持ち込まれています。
複数の外国語を学ぶと、このように色々なつながりが見えてきて、さらに深く知りたくなり、やめられません!
ところで、語源を学ぶと意味がしっかり頭に入り忘れにくいので、おすすめです。
興味がある方は英語の語源に関する本を一冊読んでみるといいですよ。
それではまた!
様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。
座右の銘は”If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it.”
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする