「waitress」とはもう言わない?「gender-neutral」な英語を使おう!

「waitress」とはもう言わない?「gender-neutral」な英語を使おう!

こんにちは、Paigeです。

皆さんは英語を使う時、ジェンダーについて考えたことはありますか?

英語には「gendered language」と言って、特に職業など女性名詞と男性名詞がある単語、また全ての人を表すにもかかわらず「man」のみが使われている単語などがあります。

しかし欧米圏では、ジェンダーに配慮する意識の高まりから、性別を特定しない「gender-neutral(性的に中立)」な言葉が好んで使われています。

 

最近アメリカでは、10年に一度決定される「Word of the Decade」の2010年代の流行語に、多様なジェンダーに対応するため「she/he」の代わりに用いる三人称単数の「they」が選ばれたことが話題になりましたね。

 

こんなにある!「gender-neutral」な英単語

そこで今回は、そんな「gender-neutral」な英単語をご紹介していきたいと思います!

・「server」

レストランなどの店員さんは女性なら「waitress」男性なら「waiter」を使っていましたが、現在は性別を特定しない「server」を用いるのが一般的です。

 

(例)I’m working as a part-time server at a French restaurant.

「私はフレンチレストランでサーバーのアルバイトをしているの。」

 

・「flight attendant」

客室乗務員は「stewardess/steward」と呼ばれることはほとんどなくなり、「flight attendant」が主流となっています。

 

(例)The flight attendants gave a safety demonstration before take-off.

「その客室乗務員たちは離陸前にセーフティデモを行った。」

 

・「actor」

最近では、女優は「actress」俳優は「actor」のように性別によって呼び方を変えず、「actor」と統一することがよくあります。

 

(例)Emilia Clarke is a British actor appeared in Game of Thrones.

「エミリア・クラークはゲーム・オブ・スローンズに出演するイギリス人の役者だ。」

 

・「police officer」

警察官は「policeman」と呼ばれることが多くありましたが、今では「police officer」が適切な呼び方となっています。

 

(例)The police officer stopped a car for speeding.

「その警察官はスピード違反で車を呼び止めた。」

 

・「firefighter」

消防士も「fireman」と男性的に呼ばれていましたが、ジェンダーに配慮した「firefighter」が現在は用いられています。

 

(例)Many volunteer firefighters have been battling the bushfires in Australia.

「多くのボランティア消防士が、オーストラリアの山火事の消火活動にあたっている。」

 

・「door attendant」

高級ホテルなどの玄関に立っているドアマンも、「doorman」ではなく「door attendant」と言うのが好ましいです。

 

(例)A door attendant greeted me with a smile.

「そのドア係は笑顔で挨拶をしてきた。」

 

・「postal worker/mail carrier」

郵便配達員は「postman」や「mailman」と呼ばれていましたが、「gender-neutral」な英語では「postal worker」または「mail carrier」と言います。

 

(例)My sister is proud of her job as a mail carrier.

「私の姉/妹は郵便配達員としての仕事を誇りに思っている。」

 

・「salesperson/sales representative」

量販店での販売員は、「salesman/woman」の代わりに「salesperson」または「sales representative」と表すのが適切です。

 

(例)I asked a salesperson if they had the jacket in a smaller size.

「店員さんにそのジャケットの小さいサイズはあるか聞いた。」

 

・「spokesperson」

政府や組織の代弁者は性別が特定された「spokesman/woman」ではなく、一般的に「spokesperson」と表します。

 

(例)A spokesperson answered questions at a press conference on behalf of the CEO.

「広報担当が代表取締役の代わりに記者会見で質問に応答した。」

 

・「chairperson/chair」

会議や委員会の議長は、「chairman/woman」ではなく「chairperson」または単に「chair」と言い換えることができます。

 

(例)Sam was named a new chair of the board.

「サムは委員会の新議長に指名された。」

 

・「humankind」

「人類」を表す時は男性が代表するように聞こえてしまう「mankind」ではなく、「humankind」が好んで使われています。

 

(例)Climate change is a huge threat to humankind.

「気候変動は人類にとって大きな脅威だ。」

 

・「artificial」

「人工の」と言う時は、従来の「man-made」よりも「artificial」が現在は主に使われています。

 

(例)Lake Kariba is the largest artificial lake in the world.

「カリバ湖は世界最大の人造湖だ。」

 

・「first-year student」

主に大学での1年生を表す「freshman」は、昔大学に通っていたのがほとんど男子生徒だった名残だと言われています。ジェンダー的に中立な「first-year student」を代わりに使いましょう!

 

(例)Rhiannon is a first-year student at university.

「リアノンは大学1年生だよ。」

 

いかがでしたか?

皆さんも、今回ご紹介した「gender-neutral」な英語を是非使ってみてくださいね!

 

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現在カナダの大学院で国際開発学を研究しています、Paige(ペイジ)です。 海外旅行が好きで、トロントにて留学・就労経験があります。日本では海外向けサービスを提供する企業で勤務しておりました。 英語学習や日常会話からビジネス英語まで、幅広くお伝えしていきたいです!