みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
おさらい
前回は、英文を読むときには、まず、概要を掴むつもりで読みましょう、特にキーワードを意識しましょう、という話をしました。
※前回の記事「【3分で役立つ医療英語!】熱ストレスについての英文を読みましょう①」を見逃した方はこちらからどうぞ!
キーワードの確認
前回、概要を掴むつもりで目を通してみました。
Populations around the world are becoming increasingly exposed to prolonged periods of high day and night temperatures. Heat stress can lead to symptoms like exhaustion, cramps, reduced cognitive performance, and heat stroke, as well as having the potential to worsen chronic conditions such as cardiovascular, respiratory, cerebrovascular diseases and diabetes-related conditions.
この話のキーワードは何でしょうか。
ヒントは主語です。
主語になるのは名詞か名詞句なので、それらに注目します。
最初にpopulationsという名詞から始まりますね。この語は最初の文の主語になっています。
でもこれが文章全体のキーワードかどうかはまだわかりません。
先に読み進めると、次にhigh day and night temperaturesという名詞句があります。
day and nightという語が間に入っていますが、highという形容詞とtemperaturesという名詞から、「高い気温(気温が高い)」という意味になりますね。これらは文の主語ではありませんが、頭に置いておきましょう。
さらに進むとheat stressという名詞句が出てきます。heatは「熱、熱さ、暑いこと」という意味なので、high day and night temperaturesと関連がありますね。heatによるストレス、「熱ストレス」ということです。
その後も名詞や名詞句が続きますが、これらは病気の名前や症状を表す語です。
文章の後半に書かれているということからも、「熱ストレス」による影響や結果が述べられていると思われます。
これらのことから、全体的に話の中心になっているキーワードはheat stress「熱ストレス」だと言えます。
概要の確認
そして、概要として、その「熱ストレス」がどうだ、と言っているのかをまとめると、「熱ストレスが人体に与える影響」について述べていると言えますね。
今日のポイント
主語=キーワードとは限りませんが、主語はキーワードを見抜く際の重要な手がかりになります。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする