みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
医療にかかわる英語に限ったことではありませんが、英語を読む場合も、自ら発信する場合も、「何がどうした」という「主語+動詞」を意識することがとても重要です。
しかし英文は、一文の中に複数の「主語+動詞」を持つことができるので、まどわされないようにしましょう。
核になる「主語+動詞」を見つけるには何に気を付ければ良いかを見ていきます。
おさらい
前回は、一文の中に複数の「主語+動詞」があれば、一番中心になる「主語+動詞」を見抜きましょう、という話をしました。
※前回の記事「【3分で役立つ医療英語!】主語が分かりにくいときもあります」を見逃した方はこちらからどうぞ!
中心となる「主語+動詞」探し
そして下記の英文から中心をなる「主語+動詞」を見抜いてください、とお伝えしました。
確認していきましょう。
Experts say longer naps may be a factor in these conditions because they can cause disruptions in nighttime eating habits as well as sleep patterns.
まず「主語+動詞」を意識しながら「頭から後ろに向かって」(※これ大事!)読み進めます。
「主語+動詞」の組み合わせはExperts(主語)+ say(動詞)のほかにも、
longer naps(主語)+may be (助動詞+動詞)や
they (主語)+can cause (助動詞+動詞)があります。
正しく文意を理解するには、この中で、この一文において骨となる組み合わせ、つまり一番重要な「主語+動詞」はどれなのかを見抜く必要があります。
意味から見ていきましょう。
Experts say~は「専門家は~と言っている」ということですね。この部分よりも、内容的に大事なのは「~」の部分なので、ここは骨ではありません。
それでは「~」の部分には何が入っているのかというと、
longer naps may be a factorが入っています。
「(30分よりも)長い昼寝は要素である」という意味です。
この文は「AはBだ」という言い切りの形になっている点からも、
ここは重要そうですね。
ここが核だな、と当たりをつけつつ、更に読み進めるとbecauseが出てきますね。
ということはここから先はlonger naps may be a factorである理由を述べる部分ということですから、「骨ではない」と言えます。
よってやはりlonger naps may be a factorが骨=最重要部です。
内容と構成
このように、英文の意味から核となる「内容」なのかを考えるとともに、前置きであるとか、前に述べた内容の理由であるとか、つまりは構成からも骨格部分を見抜くことができます。
今日のポイント
内容と構成の両方から骨格部分を見抜きましょう。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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