みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
前回の復習
前回は、チャンクを意識してチャンクごとに区切り、
息継ぎをしながら音読をすると、
英文を理解するのに役立つというお話でした。
※前回の記事、「【3分でつかむリーディングのコツ】音読は効果的です。」を見逃した方はこちらからどうぞ!
音読自体、理解を深めるのに役立ちますし、
もちろん音読をすることで英語を口に出すことに慣れますから、
会話の時にスルッと言葉が出てくるといった利点もありますよ。
そして「チャンク」とは、
意味の「ひとかたまり」のことでしたね。
今回も、速く読めるようになるための、
コツについてお話します。
実際に英文をチャンクで捉えてみましょう
“Good books don’t give up all their secrets at once. ”
とは、ホラー小説の名手と言われるStephen Kingの言葉ですが、
これをチャンクで捉えてみましょう。
チャンクで区切ることをチャンキングと言います。
チャンキングは、自分で意味を捉えやすい区分にすれば良いので、
厳密にここ!という正解はありませんが、
まずは「主語と動詞を見抜く」ところから始めてください。
この文で主語は、
“Good books”ですね。
動詞は、
“don’t give up”です。
厳密には「動詞」は“give”ですが、
ここでは「意味の切れ目」で区切ることが大事なので、
“don’t give up”を一区切りにするのが良いです。
具体的なチャンキングの位置
そして、残りの部分も意味の切れ目で区切ります。
わかりやすいように切れ目にスラッシュ「/」をいれると、
“Good books /don’t give up/ all their secrets/ at once. ”
となります。
“all their secrets”は、“don’t give up”の目的語で「すべての秘密」、
“at once”は「一度に」という意味の副詞句ですね。
文全体では
「良書は一度にすべての秘密を明かさない」という意味になります。
チャンキングの目安
チャンキングの目安としては、
「意味の切れ目」ということから
・前置詞+名詞
・不定詞
・接続詞
・疑問詞
・関係代名詞
・句読点
・挿入句
の前や、
・短い主語+動詞の後
・長い主語の後
その他、副詞句や目的語のかたまりが挙げられます。
今回のまとめ
具体的なチャンキングの例を取り上げました。
身の回りの英文を、自分でもチャンキングしてみましょう!
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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