みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
速度を意識する
英語を読むことに慣れてきたら、自分が読む速さを意識してみると良いですよ。
英文を読むスピードはWPMという指標を使って表します。
WPMとは“Words Per Minute”の頭文字で、
1分間当たりに読める単語数のことを言います。
英語ネイティブの平均は(測定対象や条件によっても異なりますが)、
300WPMであるというデータがあります。
Average adult:300WPM
この数値は高い方で、もっと低い数値200WPM程度を平均とするデータもありますが、
いずれにしても日本人の平均よりもずっと早い速度です。
速度の出し方
WPMは、読もうとしている文章の単語数と、
読み終わるのにかかった時間がわかれば
「単語数÷かかった時間」で算出することができます。
例えば、600単語(words)の文章を3分かけて読んだ場合を見てみましょう。
まず3分を秒数に直すと
3(分)×60(秒)=180秒ですね。
540(単語)を180秒で読んでいるということです。
次に1分当たりの単語数を出すため、
60(秒)=1分をかけます。
540(単語)÷180×60=180(WPM)
つまり、1分間に180単語読めているということになります。
ただ、この計算をするには読む文章の文字数を知っている必要があります。
分からない場合は、WPMを計測できる無料サイトがありますので、
利用してみるのも良いでしょう。
探す場合は「WPM 英語 計測」といったワードで検索してみてください。
日本人のWPM
一口に日本人と言っても、英語に触れる時間が多いか少ないかで
数値は大きく変わりますし、
学生、それも受験期の学生の数値が高くなり、
一般的な大人はそれより低いと考えられます。
あるデータによると高校生の平均が75WPM、
大学生では80~100WPMとなっています。
大人でも、日常的に英語に触れていて、読解力の高い人であれば
150~200WPM程度ある人もいるでしょう。
TOEICのリーディング試験を全問解くのに必要な数値は
150~200WPM程度と言われていますので、
これから速度を上げていく場合、
この数値を目指すと良いと思います。
次回は、速度を上げるにはどうしたら良いのか、と
速度が上がるとどんな良いことがあるのか、についてお話しますね。
今回のまとめ
英語を読む速さを意識しましょう!
速さはWPM“Words Per Minute”で表し、1分間当たりに読める単語数のことを言います。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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