みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
「英検を受けてみよう!」と思い立った後、どのように勉強していけばよいのでしょうか。一番のおすすめ学習法について書きました。
何はともあれ、英語を読む
「英検受験」に限らず、英語力を上げるにあたって私が一貫して勧めていることがあります。
それが「英語で読書」。
それも大量に、です。
私たち日本人は英文に触れる量が圧倒的に足りていないと感じます。学生時代に多くの時間を英語学習に割いてきた人であっても、自然な英語感覚を養うに足る分量の英語には至っていないでしょう。それでも「読み」中心の英語の授業を長時間受けてきた私たちは、「読む」「聞く」「書く」「話す」という4技能のうちでは「読み」が一番とっつきやすいのではないでしょうか。
自分に合った英文を、読んで、読んで、読みまくる
「英語で読書」、カッコいいですよね。
カフェや電車の中でペーパーバックを手に読書を楽しんでいる姿、憧れますね。でも、いきなりネイティブが読むような分厚いペーパーバックに挑戦することはおすすめしません。
例えば、ハリーポッターの原書に挑戦した方は多いと思いますが、どうでしたか。知らない単語(魔法界が舞台ですから、作者の創作した言葉も多いのです)の連続で、しかも細かい文字がびっしりでページ数も多い…(第一巻で300ページ越えであり、後半の巻になると実に600ページを超える超大作)。映画や日本語版で予めストーリーを把握している洋書を読む、というのは本を選ぶ際の良い方法の一つではあるのですが、いかんせんこれではハードルが高すぎます。
最初の本としておすすめするのは「読んだ時にほとんどの内容が苦労なくすらすら頭に入ってくる程度」の本です。
これには2種類あって、ひとつは英語学習者のために語彙や文法を制限してある本。具体的にはペンギンリーダーズ( Penguin Readers)やラダーシリーズ(IBCパブリッシング出版)などがこれにあたります。
もうひとつは、ネイティブの子ども向けの本で、内容は易しいものの、語彙や文法は自然な本です。
英語学習者向けの本ばかり読んでいると、ネイティブ向けの洋書との間にある語彙・文法のギャップが大きくなってしまいますので、これら2種類をバランスよく読んでいくのが理想です。
「英語を読む」ことに慣れ、ぎっしりの英文に抵抗がなくなったら、少しずつ英検の過去問や予想問題集にある長文を読むようにしていきましょう。
上記でおすすめした本とは内容や語彙・文法が違うので、最初は読みづらさを感じると思いますが、少しずつ慣らして行けば良いのです。それでもすでに英語読書を始める前とは格段に英語を読むのが楽になっているはずです。
自分を信じて続けること
英語読書は「毎日コツコツ」続けてください。
週末にまとめて2時間読むよりも、一日15分ずつを毎日続けた方が良いです。そうして続けているうちに、英語への抵抗がなくなり、内容への理解が深く、早くなり、それはつまり自分の中に英語感覚が育ってきたということなので、たとえ「読む」ことだけに力を注いでいても「聞く」「書く」「話す」という他の技能も向上していくのです。
何という素晴らしい私たちの能力でしょう!
本を読んだら日にち、タイトル、大体の文字数を記録しておきましょう。1000語、1万語、10万語と読んだ語数の桁数が変わるタイミングで自分の英語力が上がっていることを実感できることと思います。
対応する音声教材が販売されているとか、ネットで無料提供されている場合もありますので、そのようなときは音声も入手して「音声だけを聞く」「音声を聞きながら黙読する」「音声を聞きながら音読する」といった学習をすると一層「聞く」「話す」力を鍛えられます。
試験対策としての読み方、というのもありますので、別の回にまた詳しく書きますね。
今日のポイント
英語で大量に読書をすることは「読む力」はもちろん、総合的な英語力を上げる最善の方法です。その際自分にあった本を選ぶことが大切ですよ。
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海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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