みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
おすすめ英語本、児童書
これまでにまだおすすめしていない本のジャンルに、児童書があります。
英語ネイティブの、子ども向けの本です。
今回ご紹介する本のレベルは、まず幼稚園児用に始まり、小学校低学年~中学年あたりの子どもが読むレベル。
いくら何でも易しすぎると思いますか?
ところが、ですよ。これでも結構手強く感じる人は大勢いると思います。
というのは、知らない単語が満載だから。
語彙のギャップを知る
わたしたちは学校生活の中で数多くの英単語を習いますが、実はそれらの単語には
すっぽりと生活用語が抜けているという衝撃的な事実があります。
つまり、ネイティブの幼稚園児が当たり前に知っている単語を、わたしたちは知らない、ということが往々にしてあるのです。
実際こんな単語が出て来ます
実際に出てくる単語を少し見てみましょう。
いろいろな動物の「足」についての本で、
それぞれの足がどんなことができるのかについて書いてあります。
例えば、”hang”。
right side upという状態で、足でhangできるのは誰?
その足は“look frail”というヒントがついています。
この単語、全部わかりますか?
誰の足のことを言っているのか、わかりますか?
それは誰=何ですか?英語で答えてみてください。
正解は「こうもり」です。
英語では?そう、batですね。
hangとは「ぶら下がること」
right side upとは「正しい方が上になっている」という状態のこと
(さかさまになっていて正解ということ)
look frailのfrailは「弱い」とか「もろい」ということです。
よってlook frailは「弱弱しく見える」という意味になります。
そしてこのこうもりの足は、
can hang 「ぶら下がることが出来る」と続くのですが、
fromの後に、どこからぶら下がるかが書かれています。
from branches,
from beams,
一体どこからぶらさがっているのでしょう?
branchは「枝」なのでbranchesは複数の枝、
beamは建物の「梁」や「桁」です。
どうでしょうか。全部の単語わかりましたか?
これはPreschoolGrade1、つまり幼稚園児から小学校1年生のレベルです。
このレベルの本でも十分勉強になりますね。
むしろ、小さな子ども達が、生きていくのに必須の言葉を覚える段階で触れる本ですから、わたし達学習者にとっても大事な言葉がたくさん出てくるのです。
また、このレベルの本は、「英語を英語で理解する」のにうってつけです。
内容がシンプルなので、読みながら日本語を介さずに内容をダイレクトに理解しやすいのです。(そのための練習は必要です)
残念なことにこのシリーズはあまり日本の書店では見かけませんが、Amazonでは取り扱いがあります。現地に行く機会のある人は書店の子ども本のコーナーをのぞいてみるといいですね。
ちなみにこちらは、RANDAM HOUSEのSTEP into READINGというシリーズです。
今回のまとめ
子ども向けだからといって甘くみないで。学習者にうってつけの本がたくさんありますよ。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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