みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
こんなにある、英語読書のメリット
前回は英語読書の基本的なやり方・始め方についてお話しました。
Naoko先生のシリーズ前回の記事 「【3分でつかむリーディングのコツ】4つ目のコツ」を見逃した方はこちらからどうぞ!
このような英語読書は、少しずつでも良いので、ぜひ毎日続けていただきたいと思います。それによって得られる効果は、一口に言えば英語力の向上なのですが、細かく見るといろいろなメリットがあります。
まず、「英語を英語で理解する」脳が育ちます。
一度日本語に変換するのではなく、英語を読んでそのままダイレクトに理解することは、上級の英語力を身に着けるためには必須です。いちいち日本語に変換していてはスピードも落ちるし、何より「英語そのもの」を味わっているとは言えません。
他にも、英語の本を読むことで、英語の世界、英語が話されている文化や背景を知ることが出来ます。
文化の違い、生活様式の違いを知ることで、そこから生まれる発想の違いを知り、理解することが出来ます。それが出来る人は、日本との違いを知って、日本のことも客観的に捉えることが出来るようになるでしょう。
語彙が増え、文法力が上がる
英語読書をしていると、知らない単語に出会います。
学習者向けではない、ネイティブ向けの本を読む場合には特に、知らない単語の連続でしょう。
けれど、前回お伝えしたように「調べない」で読み進めていくうちに、なんとなくその意味が推測できるようになって来ます。
はっきりとはわからなくても、
なんとなくこういうことを言っているのだろう、
ということがわかれば、全体像はつかめるものです。
この、推測するということと、全体像をイメージする、ということは実践的な英語力という点で、とても重要な力です。
あなたがこの先出会う未知の単語の数は、計り知れないほどたくさんある筈です。
それら全てを覚えることは到底無理です。
でも、この「推測する」という力があれば、そのとき自分の持っている語彙で、全体像を理解することが出来るのです。
どうしても気になる言葉は、その日の読書が終わってからなら(つまり、せっかくの英語読書をしている脳を邪魔しなければ)意味を調べても構いません。
このようにして覚えた単語は、しっかり頭に残ることでしょう。
文法についても同じことが言えます。
最新情報が手に入る
わたしたちの周りにあふれている様々な情報のうち、外国から入ってきているものもたくさんありますね。
それらは、英語から日本語へ翻訳された後で日本語の媒体に現れるわけですが、英語読書の題材として、英語で書かれた雑誌や新聞を読んでいれば、英語で発信されたニュースはいち早く入手することができますね。
誰かの手を借りないで、自分で最新情報を入手できるのは、なかなかの快感ではないですか。
日進月歩の分野についてであれば、死活問題かもしれませんね。
今回のまとめ
英語で読書をするとメリットがいっぱいあります。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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