みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
前回は「花粉症」についてお話しました。(*見逃した方はこちらからどうぞ!)
今回は、ニュースなどで耳にすることも多い、ワクチンについてお伝えします。
英語でワクチンは
英語でワクチンはvaccineとつづります。
ワクチンというのは、病原体の毒性を無くしたり弱めたりした状態にして、身体に接種することで身体の中に「抗体」を生じさせるもののことです。
発音記号は[vǽksi(ː)n]あるいは[væksíːn]です。
日本語の「ワクチン」と違って、「ワ」や「チ」の音は入りません。
vで始まりますから、上の歯で下唇をかんで、しっかり音を出しましょう。
「ワクチン」という日本語にはなじみがあるのに、
英語になると発音が違うのでちょっと戸惑いますね。
しかもアクセントの位置が2種類あって、
前にアクセントを置くのはイギリス英語、
後ろにアクセントを置くのはアメリカ英語です。
ということは、厳密にイギリス英語とアメリカ英語を使い分けるのでなければ、
どちらでも間違いではない、ということですね。
ちなみに日本語の「ワクチン」はドイツ語のVakzinから来ているそうです。
ワクチンにまつわる英語表現
vaccinateは「ワクチンを投与する」という意味の動詞です。
「ワクチン接種を受ける」という場合はget vaccinatedと言います。
もう予防接種受けた?
Have you got vaccinated yet?
yetは肯定文では「もう」という意味の副詞です。
vaccinateは動物にも使えますので、
”うちの犬は予防接種済みです。”
という場合も、vaccinateを使って
My dog has been vaccinated.
と言えます。
ちなみにgetを使うと「受ける」という行為に意識を置いていますし、
has been vaccinatedの場合は「受け終わった」という状態に意識を置いています。
「ワクチン接種」という意味の名詞はvaccinationですが、
shotと言うこともあります。
ワクチン接種は強制ではない
Vaccination is not mandatory.
Mandatoryは「(強い)強制の」という意味です。
ちなみにワクチン接種による副反応をside effectといいます。
日本では、薬によって起こる有害な作用を「副作用」、
ワクチンによって起こるものを「副反応」というように表現が違いますが、
英語ではどちらもside effectです。
「予防接種を受けられるにも関わらず、予防接種を躊. 躇したり拒否したりすること」をワクチン忌避といいますが、英語ではvaccine hesitancyといいます。
2019年世界保健機関(WHO)が発表した「世界的な健康に対する脅威」の トップ10のうちの1つに挙げられています。コロナウィルスのワクチンに限ってのことではありません。
今日のポイント
英語でワクチンの発音は「ワクチン」ではなく、「V」の音をしっかり出すことが必要です。「チ」は「シ」に近い音です。英語のニュースなどで正しい音を聞いてみましょう。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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