みなさん、こんにちは！インストラクターのNaokoです。
普段は英語技能4本柱（読む・書く・話す・聞く）のうち、「読む」という技能について書いていますが、今回は「聞く」という技能とこの力を向上させる方法についてお話しますね。
聞く力と話す力の関係
ここで言う聞く力とはリスニング力のことを言います。
リスニングとは「（聞こうという）意志をもってしっかりと聞く」ことですが、このリスニング力、実はスピーキング力と密接な関係があります。
リスニング力だけをいくら伸ばしても、それだけで話せるようにはなりません。
英語を話すには、正しい発音やそのための口の動かし方を知らなければなりませんし、特有のリズムやイントネーションも表せなくてはなりません。そのための練習が別途必要になります。
それは当然のこととしてあるのですが、リスニング力がつくということは、音を聞いて内容を理解することが出来るということであり、そのためには文法や語彙や背景知識がついているということです。そしてこれらはそのままスピーキングにおいても重要な要素なのです。
もちろん英語技能は文法知識を含めてどれも関係しあっているのですが、会話というのは「聞いて」「話して」また「聞いて」というようにリスニングとスピーキングの繰り返しなので、とくにこの二つは密接な関係にあると言えるのです。
聞けなければ始まらない
私は英語が出来ない状態から海外生活を始めた自分の経験から、「聞き取れなければ始まらない」と言い切ることが出来ます。
たとえ英語の会話を丸覚えしていても、相手が言っていることが理解できなければ会話にはならないからです。
リスニングもリーディング同様、インプットの段階です。
これらの訓練をみっちり行うことで、アウトプットの段階であるスピーキングやライティングがスムーズに出来るようになるのです。まずはリスニング力を鍛えましょう。
おススメの勉強法
そこで私が勧めるのが動画を使ったリスニング強化法です。
最近では無料もしくは定額見放題の動画配信サービスがいろいろありますが、英語の字幕が表示されるものを選んでください。
動画は、ストレスなく聞けるもの、つまり英語を話すスピードが速すぎず、語彙が難しすぎず、内容に興味が持てるものが良いです。
例えばディズニー映画は全般的におすすめです。
観る動画を決めたら、下記の順番で味わい尽くしましょう。
1. 日本語字幕で観て、内容を把握する。
2. 英語字幕で観る。
3. 一部（3分程度）を繰り返しじっくり聞く。
4. わからないところは字幕を見て確認する。
5. 字幕を見ながら聞いて、音声と文字と意味を頭の中で一致させる。
6. 自分で字幕を口に出して言ってみる。
7. 音声に合わせて、イントネーション・アクセント・リズムも真似をして言ってみる。
8. 音声を聞いてディクテーション（書き取り）してみる。
1日15分、というように時間を決めて毎日行うことも大事なポイントです。
今日のポイント
リスニングとスピーキングは密接な関係があります。まずは動画を使ってリスニング力を鍛え、次の段階であるスピーキングに備えましょう。
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海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで（家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい）どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.（Charles M. Schulz）」
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