みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
「読む」ことを核にする
前回の記事「【3分でつかむリーディングのコツ】読む・書く・話す・聞くのうちの「読む」という技能」
で、技能4本柱のうちわたしたち日本人に一番とっつきやすくて、学習効果が高いのは「読み」だという話をしました。
今回は、具体的にどんな本を読んだら良いのかについて2回に分けてお話しますね。
おすすめはこんな本
一番おすすめの本は、英語学習者のために語彙や文法を制限してある本です。ペンギンリーダーズ( Penguin Readers)やラダーシリーズ(IBCパブリッシング出版)など、幾つか種類がありますので、お好みのものを選ぶと良いでしょう。
他にも、ネイティブの子ども向けの本を読む、というのも良い方法です。ただしこういった子ども向けの本は、内容は易しいものの語彙や文法はネイティブ向けですので、理解という点では慣れるまでちょっと大変でしょう。(でもそれが自然な英語というものです。)
そのうえ単純化されていたり、子ども向けだけに幼かったりして、大人が興味をもって長く読み続けるのは難しいかもしれません。
英語読書を始める際は、ストレスなく読めるレベルの英語で書かれた本から始める、というのが鉄則なので、ちょっと退屈だな、と思ったとしても、あくまで入門編と思ってしばらくは我慢してこのレベルを読んでいただければと思います。
子どもから大人まで、家族で活用できる優れもの
ただ、中には子ども向けの本ながら大人も楽しめる優れものもあって、そのような本としてOxford Reading Tree(略してORT)をご紹介します。
こちらはオックスフォード大学出版が出している学習用の絵本なのですが、子どもから大人まで楽しめる内容であるだけでなく、段階的に英語力がつくように巧妙に作られています。
難点は値段が高いことですが、お子様と一緒に英語読書をしようと考えていらっしゃる方には無駄にならないと思います。
ORTは、出来れば文字のない最初のシリーズから読まれることをお勧めいたします。英語もついていないのにわざわざ読む必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、文字がついていなくてもストーリーを理解できる、と知ることからスタートするところに大きな意味があります。
レベルが上がっていくと、大人にとっても読み応えのある分量と内容になるのですが、段階的に読むことによってストレスなくレベルアップしていけます。
小さなお子様だけでなく、中高生の英語対策にも良いですよ。
とはいえ、ORTに限らず、英語読書用の教材には高額なものが多いのが実情です。それに対する対策も次回のブログでお伝えします。
今日のポイント
英語読書は、まずはストレスなく読めるレベルから始めるのがコツです。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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