【大人のビジネス英語】ちゃと言えてる?「(電話越しで)聞こえていますか?」

【大人のビジネス英語】ちゃと言えてる?「(電話越しで)聞こえていますか?」

みなさん、こんにちは。

ビジネスシーンでは、電話越しに相手とやり取りするというのは避けて通れませんよね。そんな時、相手の声がなんだか聞こえにくいので「聞こえていますか?」と確認したいことって結構あります。

そこで今回は、電話越しで相手に「聞こえていますか?」と確認する際に使用すると便利な英語表現を分かりやすく解説していきます。

きっと「あ、こんな風に表現すると自然なんだな」という新たな気づきがあるはずです。
「仕事でサラっと言えたらかっこいいのに」そんな風に会社で感じたことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

電話での定番フレーズ「Are you still there?」

電話越しで相手に「聞こえていますか?」と尋ねる場合、英語では「Are you still there?」という定番フレーズを使用するのが一般的です。

この表現、直訳すると「あなたはまだそこにいますか?」となりますよね。この「そこ」とは、要は今お互いに通話をしている電話回線のこと。このため、この表現をより自然な日本語に意訳すると「聞こえていますか?」となるわけです。

相手とちゃんと回線が繋がっているかどうかを確認するのに定番のフレーズです。ちなみに、stillの意味は「まで」ではなく「まだ」です。前置詞byの意味と混同しやすい単語ですので注意するようにしてください。

 

うっかり失礼な表現に!「Are you listening?」はかなり上から目線

日本語では同じシチュエーションで「聞こえていますか?」と言うこともあるため、それをそのまま英語に直訳して「Are you listening?」と言ってしまう人がよくいます。しかし、この表現、実は英語ではかなり上から目線な表現になってしまうんです。

この「Are you listening?」は、基本的には相手がぼーっとしていて、明らかに自分の話を聞いていないような場面で「あなた、聞いているの?」と尋ねる表現です。例えば、学校で先生が生徒に、家庭で親が子供に使用する際によく使われます。

この例からも分かるように、基本的には上から目線で誰かに「聞いているの?」と確認する表現です。もちろん、ビジネスの現場でも上司が部下にこの表現を使用するということも可能性としてはありますが、今回ご紹介した電話越しでの回線確認には使えませんので注意しましょう。

 

よりシンプルにに「Hello?」とだけ伝えるだけでもOK

今回ご紹介した「Are you still there?」以外にも、電話越しでは「もしもし?」、または「すみません?(よく聞こえないんですが)」という意味で「Hello?」と表現する場合もよくあります。

一語だけでシンプルに伝えられるので、この表現も覚えておくと便利です。「Are you still there?」よりも少しカジュアルな響きにはなりますが、基本的にはビジネスの場面で使用しても問題はありません。

使用する際のポイントは、しっかり語尾を上げて疑問文として使用することです。Helloという言葉は通常ならあいさつ文として肯定文として使用されることが多いと思いますので、しっかり語尾を上げて相手にも「私はあなたに質問(確認)しているんですよ」と伝わるように工夫してみてください。

 

奥が深い!電話応対の英語表現

いかがでしたか?

ビジネスシーンで必須の電話越しでの英語表現も、一つずつ見ていくと意外と奥が深いですよね。今回ご紹介した表現は、日本人ならうっかり間違ってしまいがちな表現です。

ぜひ今回の内容を参考に、電話でも相手に伝わる表現を身に付けてみてくださいね。

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。 英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。 長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。